第27話 妖術と術式
幸運なことに源相が笠間まで来てくれてから数日間は何も起きていない。
いや、本当は少しずつ不味い事が進行しているのだが、それがまだ自分の周囲で表立っていないだけなのかもしれない。
源相さんの術式の解説は遅々としたものではあったが、しっかりと理解できるまで話してくれるのが良い。焦って話しを早めてもらっても、僕が理解できなければ意味がない。数百年かけて連綿と受け継がれてきた各宗派の術式は、当たり前だが一朝一夕で理解できるものではなかった。それでも、僕は基本的な術式を、尻尾の力を使って効果的に使える一歩手前までは来た。これは源相さんの説明が予想以上にうまいからだ。
源相さんによれば、かつて九尾の狐を封印した源翁心昭は、曹洞宗の術式よりも各宗派の術式をうまく取り入れて怪異の調伏に応用していたと言う。突貫ではあるが、最低限の真言や手印の使い方は頭に入れた。もし、敵の術師が術式を使ってきても、ある程度の防御と反撃は可能だと思う。
その間、ここまでの話しを総合すると、リリィの敵は怪異ではなく人間の可能性もあると涼海さんが教えてくれた。
そのリリィの分体に目立った変化がない。これは幸運な事と言える。魂の固定に今のところ破綻はないという証だからだ。怖いのはリリィの本体に何かあることだ。狡猾な『犬』がリリィをこのままにしておくとはとても思えない。
「せいっ!!」
部活で竹刀を振った後、源相に講義を受ける。その講義の内容を頭に詰め込み、急いで家に戻ると、僕は風呂に飛び込んだ。風呂に入っている時に覚えた事を反芻すると覚えがいいのだ。すぐさま食事を掻き込み、まだ乾いていない髪をタオルで拭きながら階段を駆け上がって自室に入ると、まずはノートPCを開く。PCが立ち上がると、超高速タイピングで本日習った梵字の術式や色々な宗派の真言を打ち込む。勿論ノートに色々書いてあるが、これをやると術式の復習にもなるし、更に頭にも入ってくる。
打ち込みに間違いがないか確かめつつ横を見ると、机の上のお手玉に腰掛けているリリィが真言を呟きながら術式の発動させていた。この真言は源相さんに習った真言とも少し違うので、リリィはリリィで特殊な術式を使えるのだろう。そして、僕の後ろでは、ヒメウツギと涼海さんが議論しながら動きの確認をしている。皆、本番が近いことを意識しているのだ。
僕も頑張らなくちゃ。
まずは外では出せない尻尾を全開で出した。黒い立派な尻尾が僕の頭の上まで伸びる。部屋に尻尾の甘い匂いが広がると、涼海さんとリリィが僕を見る。この匂いには抗い難い何かがあるのだろう。こうして尻尾を日常的に使うことで、力の解放は早まる。その証拠に尻尾の力が少しずつ増しているのを感じるのだ。源相さんに習った術式も、数日前とは比べ物にならないくらいの威力になっている。恐らくは、リリィもそれを敏感にそれを感じ、『犬』と自分自身の争いの解決のためやれることはやってみようと思ってくれたのだと思う。
もう一つ副次的な事だが、源相さんに術式を習ってから、身体に流れる気の流れも少しずつだがコントロールできるようになっている。これは、身体の中を流れる僕の気が、尻尾の力を身体中に行き渡らせる潤滑油となることに今更ながら気づいたからだ。人間、追い詰められると思っても見ない力を発揮できる証左だ。
僕はPCに、術式・気・尻尾の力は相互作用し、全てを引き上げるカウンターパートだと書いた。
これを本当にカウンターパートに出来るかは自分の努力にかかっている。ここは自分にとって頑張りどころだと、尻尾に力も入る。
そして、習った術式を使っているうちに、術式にも宗派の違いを超えて色々と繋がりがあることも分かってきた。源相さんも言っていたが、使ってみると密教系の術式と陰陽術はかなりの相関性があった。尻尾の力で、陰陽術と密教系の術式の融合にも取り組み始めた。
源翁心昭も怪異との戦いには、基本時に密教系の術式や修験道の九字法を独自に組み立てて駆使していたそうなので、基礎だけでも使えると怪異の調伏に役立つはずだ。
僕は文章を保存してPCを閉じた。
ノートPCを机に置いて椅子から立ち上がると、僕は身体の中に気を流しつつ、尻尾の力を解放した。気を通じて身体中に九尾の狐の力が行きわたった感じがする。数日かけて創り上げた想具で身体のガードを固めると、リリィに習った神道式の祓いで身体を浄化する。これで、小さな怪異は僕に近づくことさえ出来ない。
「おお!!様になってきたね!!」
僕の一連の動きを見ながら涼海さんが感嘆の声をあげる。満面の笑みだ。
「涼海さん。ありがとう」
実は涼海さんに褒められたのが嬉しかったが、それを顔に出さないようにして術式へと移る。
「臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前」と唱えながら刀印を結んで九字を切ると、術式により対魔の気が僕の手のひらに凝縮された。怪異相手であれば、これをそのまま放ってもかなりの効果があるが、僕の場合はここからが違う。まずは練り上がった対魔の気と尻尾の力で作った気を僕の身体の中へと送り込む。すると、僕の身体能力が一気に上がるのだ。感覚的には、身体が数倍頑丈になった上、数倍速く動ける感じだ。これで剣道大会に出れば、間違いなく全国大会優勝だ。
僕は思い切り息を吸い込んだ。
次のステップに向けて呼吸を整えなければならない。吸い込んだ息をゆっくりと吐き出し、僕は肉体から精神へと集中を切り替えていく。ふうぅぅぅ————呼吸が整った。
身体能力の向上の次は、術式のミックスだ。尻尾の力と人間の術式を混ぜるのは、恐ろしく困難で複雑な作業ではあるが不可能ではない。それはここ数日、術式の反復練習をしていて分かった。うまくいくと、尻尾の力に人間の術式を混ぜ込むことができるのだ。尻尾の力に術式を加えることで、威力は思った以上に上がる。実際に撃ったことはないが、今までの限界値よりも威力が遥か上なのは、術式から感じるエナジーの総量からも間違いない。
これを高いレベルでできるようになれば、『犬』との戦いを始め、九尾の狐との対決でも確実に有用だし、威力の調整も容易になるだろう。
もう一度深く呼吸をしながら心を整えると、今度は練り上げたエナジーを解放していく。一連の動作が淀み無く出来たので、一旦作り上げた術式を消したのだ。
実は、この術式を消すという動作も非常に重要なのだ。
せっかく術式を練っても、仲間との連携や敵の動きでタイミングがズレて使えない事もある。そんな時、術式を維持したままでは力が消耗し、下手をするといざ本番で枯渇してしまう。それを防ぐには勿体無いとは思うが、一旦術式の解消をするしかない。源相さんにその事を指摘された時は、そんなものかと思っただけだったが、こうして術式を使えるようになってくると、源相さんの言っていることが分かる。妖術も術式も自分のエナジーを変換して作り出しているものだ。特に術式は思った以上に疲れる。術式を継続して使用する難しさを知れたのは良かったと思う。
術式も消えたので、尻尾の力を一旦落とす。すると、あの甘い匂いが少し減退する。横にいる涼海さんの口がタコのようになり、顔が若干残念そうに変わったのが見えたが、尻尾の力も同じように疲れるには疲れるので、ここは勘弁してもらいたい。
それにしても、この尻尾も謎が多い。まあ、怪異のことなど人間にはほとんど分からないのだから当然ではあるが。
僕は一旦休憩とばかりに涼海さんの隣へと行った。
「うふふ。私もちょっと休憩っ!」と言いながら涼海さんが尻尾に抱きついてきた。
この前もそうだったが、涼海さんに尻尾に抱きつかれると、本当に抱きついているように感じる。尻尾を使いこなせているということだろうが、このまま霊に触れるようになったら、その辺に浮いている霊にもぶつかるようになるのではと心配になる。
それにしても、この感触…今日はまずい。
「ち、ちょっと涼海さん。こそばいよ!!」
「もう、私が触っているのがちゃんと分かるんだとね?」
「そう…だね」
「うふふ。その手で早く私を触れるようになってね」
涼海さんはえらく嬉しそうに笑った。
「まったく、雄二さまに良からぬ事をしようとしたら即刻ここを出て行ってもらうぞ」
ヒメウツギが涼海さんをジトっとした目で見るも、涼海さんはそんな目線などどこ吹く風で、ポンポンっとヒメウツギを叩きながら「結婚すれば、何しても大丈夫よ!!」っと快活に言った。
わざと大きくついたヒメウツギのため息を聞きながら、僕はもう少し尻尾について考えることにした。
机に戻って、再びノートPCを開いてキーボードに指を置く。
九尾の狐の尻尾は、それそのものが単体で大きな力を持っている。そこから繰り出される力は、妖術と言えばしっくりくるもので、完全には言語化できないが、言語化するならば念動力に近いものだと思う。真言や手印を使わなくても頭の中で気を使った術を発動できると言えばいいだろうか。
妖術を使える怪異が人間のようなまどろっこしい真言や手印を使わないのはそのためだ。
発動の仕方が全く違う妖術と術式ではあるが、組み合わせ次第で想定以上の成果を引き出せるのは、最近の特訓で証明済みだ。これについては、源相から源翁心昭の話しを聞いた時にもしかしたらとは思っていた。源相によれば、九尾の狐が自らの依代に選んだ女性についての記述が、源翁心昭の手記にあり、そこには『其の力嵐の如し』と書いていたあったそうだ。その女性の術式の威力は、人間業ではなかったに違いない。その女性の血を引いている僕も、その女性と同じようなことができる可能性はある。
黒い九尾の狐の期待もそこにあるのだろう。
もしかすると、九尾の狐が単独で力を使うよりも大きな力が使えるのかもしれない。
この女性については、ヒメウツギも話してくれたことがある。かつて九尾の狐の力を得たその女性は、『おりん』という名前で、後に源翁心昭に保護されたと言っていた。となると、笠間稲荷神社と丹禅寺僕の一族の繋がりは、源翁心昭が作ってくれたものだ。
キーボードを叩きながら、歴史というものはこうして受け継がれていくものなのだとつくづく思った。民族の歴史も、家族の歴史も、過去の人々の意思もこうして引き継がれていくのだ。
書いた文章を保存した。ここで休む訳にはまだいかない。まだ、術式を発動するきっかけとなる真言———所謂『呪文』の詠唱がおぼつかないからだ。僕は暗記ものに移ることにした。効率的にやらないと『犬』との対決にはとても間に合わない。
ノートPCの画面に梵字を出す。
文字を一つ一つ呟きながら発音とその意味を頭に叩き込む。真言には当然梵字も多く使われているので、梵字は確実に覚えなくてはならない。日常的に使わない昔のインドの文字の発音から書き方、意味までを、数日で覚えるにはなかなか覚えるのはハードルが高い。
ふう。次は仏尊の暗記だ。
難しいののは梵字だけ覚えても意味がない事だ。その本尊を想像して念じなければならないので、大日如来を中心に諸仏諸菩薩を覚えなければならない。仏教と全く接点がなかった僕に、具体的な本尊を想像しろと言ってもかなり辛い。弥勒菩薩くらいならギリギリで聞いたことがあるし何となく想像もできるが、吉祥天と同体の妙見菩薩などと言われても何なのかさっぱり分からない。如来だ菩薩だ明王だと言われても、僕はその序列すら知らないのだ。まあ、源相はそんなことは百も承知で、覚えなければならない仏尊をかなり絞ってくれたのだが、それでもその特徴を覚えるだけで手一杯だ。
「リリィも仏尊を全部覚えているの?」
「全部ではないけど大体は分かる。神仏集合の弊害だ。日本の神だけでも充分に術式を発動できる」
「そ、そう」
また話しがややこしくなりそうなので、ここは何も考えずに暗記することにした。怪異からすれば、人間の術式が非常に非効率的に見えるだろう。仏教徒なら常識的に使えるが、何の知識もない人間には全く使いこなせないのだ。まあ、信念の成せる業と言えばそうなのかもしれない。
源相に教えてもらった言葉の暗記を終え、それを頭の中で繰り返す。単語はかなり覚えられたように感じる。
さて、次は敵をどう倒すかを考えよう。
これは毎日皆で話し合っているが、まだリリィの敵とその規模が判然としていないので、今は『犬』に特化していい。リリィを拉致した組織は、どこかの神社?に祀られた大怨霊を復活させようとしているようだが、詳しいことは、僕が戦えると判断されればリリィから説明されることになっている。僕が死ぬ確率の方が高いと判断すれば、リリィは絶対に何も言わない。リリィは自身のために僕らが死ぬのを良しとしていないのだ。
「ねえ、ヒメウツギ。もう一度、『犬』の特徴を教えて」
「はい。九尾の狐さまの眷属の一人で、犬の怪異と言われています。実際、本当に犬なのかは分かっていませんが、その力は眷属の中でも上位とされています。白き九尾の狐は、源翁心昭に封印される間際に、自らに取り込んでいた優秀な眷属を日本の各地に飛ばしました。封印作業に集中していた源翁心昭はそれを止めることができなかったと言います。結果、『犬』は其の時四国へと飛ばされたと伝わってます。静かに四国で力をつけたのか、実力はあるが白き九尾の狐の復活を待っていたのかは分かりませんが、ここに来て雄二さまの妨害をするようになっています」
「まだ『犬』のような眷属が何人かいるんだね?」
「はい。少なくとも五体はいると思われます。長い年月が経っておりますので、もしかすると怪異の組織を作っているかもしれませんし、単独で力を蓄えているかもしれません。最悪なのは人間に溶け込んでいることですが…私も自分の部隊以外については殆ど分からないので恐縮ですが、『犬』に関して言えば、九尾の狐さまに重用されていましたようですので、忠誠心も力も相当なものでしょう。我が主人の黒き九尾の狐さまは、源翁心昭によって生み出された存在ですので、それ以前の事は断片的に覚えている程度だと言っておられます。ですので『犬』と呼ばれる眷属がいたのは記憶してるようですが、それがどれほどの怪異かは知らないとのことでした。ただ、私の部隊の戦友から聞いた話しですと、かつて朝廷が作り上げた最強戦士の『獣狩り』ですら、単騎なら互角に戦えたようです。最後は『獣狩り』の大将級とその部下の『獣狩り』数人に囲まれて敗れたと言われています」
「え?そんなに強いの?」
「はい。犬や狐の怪異は特別な力を持ったものが多く、上位のものになれば、九尾の狐さまとまではいかなくともそれに近いものすらいます。まあ、『犬』は怪異なのに想具や術式を主軸に使うという異例中の異例な存在でしたようなので、純粋に妖力が強いとは言えないかもしれません」
「まあ、どちらにしても今の僕には厳しい相手になるという事だよね?」
「はい。しかし、雄二さまだからこそ戦えるという側面もあります」
「僕だから?」
「はい。『獣狩り』が『犬』に苦戦したのは、人間と同じ攻撃に徹したからです。妖術と人間の術式は水と油みたいなもので、反発し合う力なのです。どういう訳か妖術を使わずに人間の術式を使う『犬』には、人間の術式も効きにくいのです。ですから、逆に言えば、妖術を使える雄二さまの術式は、『犬』にとっては厄介なはずです。ですからまだ術を使いこなせず、力の弱い雄二さまを今の段階で抑えておこうとしているのかもしれません」
「なるほど。そんな見方もあるのかあ。さすがヒメウツギ」
「いえ、それほど感心なさる事でもありません」
と言いつつ、いつものポーカーフェイスは崩れ、口の辺りがニヤけている。結構嬉しかったのだろう。
「尻尾の力をどうすれば、『犬』との戦闘に役立つと思う?」
「はい。雄二さまに必要なのは想像力です。より具体的にこのような力を使いたいと念じられるようになれば、九尾の狐さまの力はより解放されると思います。雄二さまは気を溜めて放つ攻撃や、人間の術式ですが想具を創るというところまではきています。かつて、九尾の狐さまは、それこそ天変地異を引き起こさんばかりの念動力を使いこなしておられました。究極的にはそこを目指していかれればと思います」
「て、天変地異…」
それは流石に無理なのでは思う。
「うふふ。カラカラ天気の時、雨降らせたり、洪水を止められたりしたらすごいねえ」と涼海さんは能天気な事を言っているが、そんなことができる人間など危険すぎてどうなのかと自分でも思う。
「頑張れー!尻尾!」
再び涼海さんが尻尾に抱きついて来た。こうなるとしばらく離れないので、もう『犬』について考えることにする。
僕は涼海さんのために、尻尾に少し力を配分して甘い匂いを出した。感覚で涼海さんが満足しているのが分かる。
『犬』は白い九尾の狐の復活に向けて着々と準備し、僕らが活動できないように凡ゆる手を打ってきている。なるべく人間に被害が出ないようにしながら、僕らを牽制するそのやり方は恐ろしくスマートで、本当に怪異なのか疑うほどだ。ただ、怪異には違いないので、直接戦闘になれば僕らにも勝機がある。涼海さんがいる事で、連携など戦闘でできる事の選択肢は多くなった。涼海さんがいてくれて本当によかったと思う。ヒメウツギの話しからすれば、『犬』には全員の力で勝負しなければ勝てない。リリィと涼海さんと話しをして、連携技を磨いていこう。
そして怨霊だ。怨霊については、まだよく理解できていない。
リリィの敵は、巨大な怨霊を世に放って何をしたいと言うのだろうか?怨霊を解放すれば、人間側の損害も計り知れないだろう。何故ここまで社会を滅茶苦茶にしたがる連中がいるのか不思議で仕方がないが、それは僕の中の常識が世の中の常識にうまくフィットしていないからかもしれない。常識は人の数だけあって、自分を基準にしても仕方がないのだ。カタギの世界で生きられない人間も一定数いるし、力を持つと戦争したがる指導者もいる。そういう人間の心理を理解するのは、サイコパスの心理が分かると言っているようなものなのかもしれない。
すると、スマホがピロンと鳴った。誰かから連絡でも来たのだろうか?
スマホの画面には、登録もしていない『犬』という漢字が一字表示されている。僕は一気に寒気が走った。
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