🟤 これまでの登場人物



【今作の登場人物です】


 🟤 獅子王朔ししおう・さく警視正



 警察署捜査一課所属の警視正。

 最高学府を卒業した、微妙に賢いIQ138。挫折を知らない男として有名。


 キャリア警察官僚の38歳。事務方を嫌い現場好きから、わざわざ警察署に特別勤務して、一般職員にうざがられている。

 頭脳明晰の性悪警視正。プロティンジュースが好物。

 直属部下は佐久間和哉(獅子王が赴任後、彼の髪がピンチになるほど抜け始めているらしい:役に立たない豆知識)。


 シリアルキラーの道連れで、ビルの屋上から転落して、その後、皇太子の側室:孔魅婉コウ・ミウァンに憑依する。



 🟤 孔魅婉コウ・ミウァン


 皇太子である殷麗孝イン・リキョウの側室。十七歳。

 獅子王朔ししおう・さく警視正の憑依先。


 東宮の後宮、北側の隅、正式名称『北枝舎』。別名『姥捨舎うばすてしゃ』とか、単に『離れ』と呼ばれる場所に住む。

 二年前に、時の帝に謀反を起こした皇太弟の娘。初恋相手は黄暁明ファン・シァミン


 身長157センチ前後、体重43キロ。色白の可憐な少女(作者は、この設定に内心、忸怩じくじ(むかつく)たるものがある。少女のような可憐で愛くるしい顔をしているのに、なぜか巨乳なのだ、ロリ巨乳って、全女性の敵ではないだろうか、女性諸君!)。


 声が天使、とってもかわいく愛らしい!!

 憑依した獅子王の、もっとも大きな悩みが、その天使の声だ。



 🟤 森上莞しんじょう・かん


 シリアルキラー。被害者の小指を切り取って蒐集するので、別名「ピンキーフィンガー」とも呼ばれる。


 実際の彼は、顔が可愛らしく少女みたいな色白の男で、身長167センチ、体重47キロの痩せぎす。

 現代では女装がよく似合った。喉仏の突起を見なければ、女だと思ったかもしれない。

 犠牲者には、小麦色の肌で小柄なラテン系ぽい女を好む。



 🟤 黄暁明ファン・シァミン


 魅婉ミウァンが好きだった男。

 謀反の罪で刑死した丞相の黄宇轩ふぁん・ゆーしぇんの次男。長男は処刑された。

 彼は、まだ幼かったために、宮刑に処され宦官となった。


 宮刑(男性器を取る刑罰)は、死刑の次に重い不名誉な刑罰とされていた。中国の道徳において親から与えられた肉体を傷つけることは最悪の親不孝であり、また肉体が欠けると死後に人間に生まれ変われないと信じられてもいた。


 身長179センチ、体重68キロ、体脂肪12。

 泣きぼくろがセクシーな男から見ても美しい男。優しく穏やかに主人公を見守る。


 魅婉ミウァンに対するスタンス。

「ずっと、あなたを影から見守っています」



 🟤 殷麗孝イン・リキョウ皇太子


 王朝の皇太子。第一皇子は他界したので第二皇子である彼が世継ぎである。

 むちゃくちゃ強引(獅子王談)なところがある。

 現在の帝である殷破浪イン・ポーランの皇子。東明殿が私室。政務をする場所は、その南側、朱鳥殿(主殿)。


 身長180センチ、73キロ、体脂肪10。

 紳士的だが冷たい。

 惚れたら危険な男。気品がある。細おもての顔に鼻筋が通り、切長の細い目、すっとした和風人形のような顔立ち

 世慣れた男。


 魅婉ミウァンに対するスタンス。

「そなたは余のものだ」



 🟤 天佑チンヨウ

  

 提督東廠。後宮の捜査部門(東廠とうしょう)に属する宦官の長。

 東廠とうしょう=後宮の事件を担当する部。帝直属の警察組織であり、宦官と一部の女官で構成されている。


 身長185センチ、80キロ、体脂肪12。

 目つきが鋭い。一重で吊り目。

 するどい視線に尊大な態度。孤高で無口の俺さま男。


 魅婉ミウァンに対するスタンス。

「あなたの能力に惚れました」



 🟤 肖紅花シャオ・ ホンファ


 現丞相の娘として権勢をふるう皇太子妃。桜徽殿に住む。



 🟤 仙月シェンユ


 桜徽殿に住む上位女官。皇太子妃のお付きの女官であり皇后のスパイ。尚宮しょうぐうレベルの高位女官。皇太子の子を懐妊中に殺害される。



 🟤 唐秀鈴タン・シューリン


 紅花つき女官。桜徽殿に住む上位女官。仙月シェンユの隣部屋に住む。



 🟤 蔡花楓ツァイ・ホアフウ


 馬酔木舎あせびしゃに住む。皇太子の側室。

 皇太子との間に幼い娘がいる。



 🟤 明明メイメイ


 馬酔木舎に住む花楓ホアフウつきの中級女官。



 🟤 太華タイカ


 魅婉ミウァン付きの女官。占いや祈りをこよなく愛す老婆。もと皇太子の乳母。



 🟤 検死医官


 獅子王に憑依された魅婉ミウァンに顎で使われ、長い年月学んできた医術を、魅婉ミウァンに簡単に論破されている。



 🟤 その他大勢


 獅子王が転移し、魅婉ミウァンに憑依したように。現代で追っていたシリアルキラー森上莞しんじょう・かんが誰に憑依しているのか。


 ミステリー仕立ての今作、『その他大勢』に、もし彼が憑依していたら、きっと、みな怒るよな。

 たぶん、怒るな。

 だから、登場人物に、その他大勢を出しちゃあかんと、お正月早々、反省しております。

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