配信をみた
家に帰ってきて少し学校の準備をしてから僕はすぐにペンタブをもってイラストを描き始めた。
ペンタブでイラストを描くことは僕にとっての日課になっていた。
イラストはだいたいが僕が好きなアニメのキャラクターを描いていたりしている。
ペンタブで毎日イラストを描くということは何より練習を毎日できているということなので、
自分の成長を感じられた。
ピコン!と通知音が鳴った。
「なんだ?げっまたあいつじゃないか」
一応僕はメッセージの通知を見ただけであって画面を開いていない所謂未読ってやつだ
僕は最初既読をつけるかつけまいかを悩み五分ほど経過してから既読をつけた。
そしたら既読がついたことが分かったのか文章が送られてきた。
『今から配信するから見てよね!』
今から配信するのかあ、と思いながらイラストを描き続けているともう一回通知音が鳴った
『無視するんじゃないよ?』
ちょっと寒気を感じたので花見の配信を見ることにした。
海未『みんな~こんまいな!今日もまったり配信をしていくね』
≪きちゃ~≫≪こんまいな~≫≪今日は何をするんだろう≫≪普通の雑談ってわけではないよね?≫
『お!いいコメントだね。今日はゲームをしながら雑談をしていくよ』
≪お!どんなゲームするんだ?≫≪どんなのろけ話が聞けるのかな( ̄▽ ̄)≫≪楽しみ≫
「へえ、ちゃんとvtuberやってるんだ。」
この時に花見から言われたことを思い出した。
少し恥ずかしいような気がしたけど、やらなければ後々面倒なことになると思ったのでやるしかない
と決意し
≪私は陰キャの天才だ≫と書き込んだ。
するとすぐに、海未は
『え、なんか私は陰キャの天才だという人がいてウケるんですけど~』
と反応した
コメントでは
≪お!同志がいる≫≪ココなんて陰キャたちの集まりだからなw≫≪逆に陰キャしかいないぞ多分≫≪陰キャは正義だぞ!≫
僕のコメントは海未が拾ったせいで目立ちはしていたが、あまり心配するようなことではなかったなと思った。
これからも夜遅くまで海未は配信を続けていて、夜の11時になるとは心をやめるような雰囲気を出し始めた。
『お、そろそろ11時だね私はまだ私はかわいい子供だからもう配信終わるよ』
≪うそをつくなすぐばれるぞ≫≪早く寝ろ≫
などのいろいろなコメントが流れて行って最後にスーパーチャット?というものをくれた人への感謝をして配信は終わった
次の日の朝になると花見はすぐに寄ってきて話しかけてきた。
「昨日の配信見てたでしょ。本当にわたしが指定したコメント打ってくれたんだね」
「まあ面倒ごとになるのは避けたかったからな」
「またまたぁ、私がしゃべっているところが見たかったんでしょ」
「いいや、それはないから安心しろ」
「安心するようなことじゃないんですけど」
などの会話をして学校へと向かっていった。
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