第12話
夏休みが終わり、宙斗達の学校の新学期が始まった。
『今日から、新学期だぜ! 気持ちを新たにして頑張って行くか! ……それと、夏休み明けから、緑ヶ丘祭の準備が始まるんだ。俺達のクラスは喫茶店をやるんだぜ。……あ~、楽しみだなあ。 宙斗』
『わあ、楽しそうだね~。私も元気になって、来年は遊びに行きたいな。……じゃあ、バイバイ。 千歳』
『こんにちは、千歳さん。ガッキーの彼女の奏よ。あなたに手紙を書くのは初めてね。……今日は、手紙に面白いものを同封しておいたの。私たちのクラスは、コスプレ喫茶をするのだけどね。どうせ、あの二人は詳しいことは書いていなかったでしょう? まあ、自分が女装するなんて、知られたくはないでしょうけど。……ガッキーが赤ずきんちゃんで、バカ宙斗がアリスのコスプレをするのよ。衣装を試着した時に撮った写真を見て、大笑いしなさいな。……じゃあね。 奏』
『奏さん、手紙と写真、ありがとう。二人とも、可愛かったよ~。もっと、ニッコリするといいと思うよ。……緑ヶ丘祭、楽しんでね。……バイバイ。 千歳』
この後も、千歳たちの文通は途切れることなく続いた。
でも……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます