第10話
台所でハンバーグを作っているぴっぴとライム。
「ぴっぴ!あのティックトックどうしたの?」
「ライムうるさいなあ。ねえ、♡型にしちゃおうかな。」
ぴっぴはこの炎上の中、たあくんと一緒に踊るラブラブな動画をティックトックに乗せていたのだ。この行為は炎上にさらなる薪を投下してしまうこととなった。
「消したほうが良いわよ?」
「嫌だ!ライム、手動かして?」
「うん・・・」
「できたあ。」とぴっぴ。
「おいしそう♡あんた良い女ね。」とライム。
ピンポーン!
「あ、たあくんだ!!」
ガチャ
「いらっしゃい♡」
「ぴっぴ、あの、話があって。」
「なあに?」
「えっと・・・」
「とりあえず、座ったら?」とライム。
ソファに座った二人。
「えっと前とったティックトック載せてたよね。あれ消してほしいんだ。」
「え、なんで?いやだよ。」
「俺、アイドルだし、ラブラブをアピールするみたいなのってちょっと・・・」
「なんで?ラブラブなのに。」
「そうなんだけど、あれは遊びで撮ったやつだし。」
「遊びでも。私は消したくない。」
「だけど、アイドル活動をしている以上、あんまり表に出すのは・・・」
「たあくんの言ってること、全然理解できない!!」
「消したくない!!」ぴっぴは続けた。
「そんな・・・」とたあくん。
ライムはぴっぴを心配そうに見ている。
「もう帰って!!!」
そういうとぴっぴはたあくんを押しのけた。
「・・・わかった。」
たあくんはゆっくりと立ち上がり、帰っていった。
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