5発 出会う
とある街中
学校でのヴァイによる襲撃事件から1ヶ月
妖魔師アークは出勤していた。少し狭くて暗い道に入った時。
“バキッ”
はっ、なんだ!?
後ろかっ…!?
“バゴッ”
“シュバッ”
“ジュガン…!”
誰だ!?
ライオンの仮面をかぶった人型の…何だ!?
いきなり攻撃してきやがった。
“シュッ”
ぎりぎりブラストで避けることができた。
「誰だ?」
「我らは妖怪連。アーク、おまえを倒しに来た。」
「なぜ俺を…」
「ロイを倒すため仕方がないのだ」
声からして男だな。そしてロイを倒すためになぜ俺を?
“スバッ”
試しにブラストで殴ってみたが効いていないようだ。
“スッ”
やばい!!脇の下に手が…
“シュバッ”
激しい近接戦が繰り広げられている。
“ズバッ”
よし、ライオン男の顔に傷を入れたが、これこそかすり傷である。
“ピッ”
くっそ。俺も顔に傷が入ってしまった。しかたない。早く終わらせるためにもブラストをフルで使うか。
“シュルルルルルビビビビビビビ”
「そのパワーはまさか?」
そういってライオン男はにやけた。
もしかしてライオン男、ブラストのこと知ってんの!?
『ブラスト!!フルパワー!!』
足でもブラストを使うことによって、移動速度が上がる。
“スッ”
よし、速さで抜かしたぞ!!
“バァン”
ライオン男のお腹に殴りを入れた。
そのまま殴りまくって倒せ!!
“ズドドドドドドドドドドドドドドドド”
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
ライオン男が叫んでいる。
“シュッ”
“スッ”
『アニマルズ・キング』
急に地面からワニの顔が出てきた。まずい、食べられてしまう!
ブラストのエネルギーを糸状にして、電柱の上のほうに巻き付ければ空中を移動できる。もちろんそれで攻撃も可能だ。
“シュルルルル”
“ギィ”
ライオン男の首を絞める。
“パキッ”
ん?何の音だ?何かが割れた音がした。
まあいいや、このままの勢いで殴りこもう。
“ズッ”
“サッ”
くっそ、よけられた。
まずい。ブラストが持続不可になってきた。時間が…ない!!
“ズドドドドドドドドドドドドドドドド”
壁を使って移動する。
“シュバッ”
“バババババババババババババババ”
殴りこむ。
しかし、アニマルズキングによって防がれてしまった。
やばい。どうすればいいのか。
ブラストを全身にいきわたらせる。
最終ラウンドだ。
“ビリビリビリビリビリビリビリ”
「これはまずいな」
どうやらライオン男も警戒しているようだ。
“バッ!トッ!ダッ!”
逃げた!逃げやがった!!このままおわりでいいか?いや、あんな奴が街に出たら危ない!!
街では
「やばっ」「なにあれ」
上空での謎の爆発などが気になって一般人が集まっていた。
その中に、ロイもいた。
「何が起きているんだ!?」
妖魔高専にて
「校長!!」
「どうした!?」
「東京の北側のどこかで謎の爆発が起きています!おそらく戦いかと」
「動ける教員たちやプロ妖魔師を向かわせろ!!」
「了解!!」
「出動!!」
こうしてクモと犬とコロちゃんが出動されたのだった。
「人はいないのかね」
「いえ、あちらにいらっしゃいます。」
そこにいたのはばっちゃんだ。
「歩くの遅くね?まあしょうがないか。」
一方そのころアークは…
“ズドン”
“ズズ”
やばい!!ブラストの出力が落ちた!!
「何か威力が落ちたけど、大丈夫かい?」
煽られた。
ブラストの制限時間は…残り2分。
「あと少しで終わらせる!!」
“バーッ!!”
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