4発 襲撃

授業が終わったとある日。

帰るかぁ

「やあ!!アーク!」

うっせえ。ロイだ。

「何?」

「暇だから悪の組織つぶそうぜ」

「は?」


ででーん

広いとも言えず、狭いとも言えないこの建物が悪の組織の本部か。

結局来ちゃったけど、レベル10億くらいのやつでてきたらやばいんだけど。

ま、ロイがいるから大丈夫だけど。

「さっそく殺るか」

ロイが指をひく。

本部が爆発した。

は?自分でも考えていておかしいと思う。でもロイは本当に指をひいただけなんだよな。本当に。それで爆発した。いやもうチートだろ。

外にいた団員が寄ってきた。

「誰だてめえこんにゃろぶっつぶすぞ」

「誰?まあいいや。さいなら。」

「ぎゃわーーーー」

本当にまた指一本で触れることなく吹っ飛ばした。おかしいだろこいつ。

「あ゛あ゛ん゛て゛め゛え゛お゛れ゛の゛と゛も゛だ゛ち゛に゛な゛に゛し゛て゛く゛れ゛て゛ん゛だ゛よ゛!!」

またガラの悪いやつが出てきたよ。邪魔だなあ

ポン

ボーン

吹き飛んだ

やっと俺の出番が来た。そして見事に倒せた。

他にも後数人は団員が来たが、全部ロイが倒してしまった。

「つまんね」

おお!ここで驚きの発言!!ロイはストレス発散のつもりで悪の組織をつぶしていた!

「つまるもんじゃやーねーだろ」


次の日

次の授業は体育である。そのための準備を体育倉庫でしていたのだが、ここでまたトラブルが起きた。

体育はハードルを準備するか。ハードルは…あった。うわあクモだぁぁぁぁぁ!!殺虫剤殺虫剤!!殺虫剤をかけてみた。あ、逃げた!!逃げんなよ!殺虫剤をかけまくる。しかし逃げ続ける。もしかしてだけど、このクモ、1年C組のクモじゃね?

うなずきまくるクモ。どうやらそのまさかのようだ。クモ先生には悪いことをしてしまった。


授業中のグラウンド

「次はハードル走だ。障害物をこえてでも妖怪を倒す気持ちで挑め」

その瞬間、何かが起きた。

「ヴァイ!?」

そう、ヴァイだった。ヴァイによる襲撃だった。ヴァイって本当に何なんだ。もうおれはヴァイが大っ嫌いだ。

「ヴァイ!!ふざけるなあ!!」

俺は1秒でざっと10体のヴァイを倒している。

キーンコーンカーンコーン

まずい!!授業が終わったから部活がグラウンドに出てくる!!

ドドドドドドドドドドドドドドド

生徒を守り抜く!!

あ、サッカー部きた。まずい!

「こっちには来るな!!妖怪がいるぞ!!」

もちろんそんな声は位置的に離れているここからでは聞こえない

「くっそ」

あまりの多さに対応しきれず、ヴァイに右腕を刺されてしまった。血がぼろぼろとこぼれ落ちる。やばい。とてもまずい。右腕が刺されたことにより、利き手でブラストが使えないという状況になってしまった。その間にもサッカー部はこちらに歩いてくる。

「こっちに来るなー!!」

叫んだ時にはもう遅かった。

「きゃー!!」

すまない。俺には助けられない。手に負えない。

しかたない。左手でブラストだ。

『ブラスト!!』

とりあえずグラウンド奥は一掃できた。しかし、まだ手前にわんさかいる。しかし左手は限界を迎えている。ならば、足しかない!!

『キックブラスト!!』

よし片付いた。後はサッカー部員だけだが、サッカー部は人気で部員がとても多い。そのため、かなりのヴァイが湧いている。本当にヴァイってなんなんだよ。

「手伝うぞ!!」

「あ、どうも」

やっと助けが来た。しかもレベル2億のコロちゃん。

二人で手分けしてヴァイを倒していく。

「コロちゃん!生徒の避難を頼む!!」

「わかったけど、アークさんは大丈夫なんですか!?」

「もちろん!!」

もちろんとは言ったが、もう既に体は限界を迎えている。これ以上動くはずがない。しかし、生徒を守るため、動かなければならない。

よしあとざっと10体!!

ぶすっ

あ、終わった。お腹を刺された。あれ、意識が…あ、あれ、あ…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る