2発 急げ

学校に遅刻しそうなアーク。しかし妖怪の数は減らない。

多くね?やばいやばい遅刻する。

次々と妖怪を倒すが、その数だけ妖怪がわく。しかし妖怪はすべて一撃で倒せていた。その時までは。

<レベル1000 極鬼>

うわぁ、レベル1000だ。そうだ、レベルというのは、妖魔師や妖怪の強さを示す数値のこと。ちなみに俺は5億以上。いうてそんなもんだ。

とりあえずぼこぼこ殴ってみる。しかし、1000以上になると一撃じゃあ倒せないし、普通のパンチでも倒せない。ここはブラスト使うか。ブラストとは、力を増強するすきるのようなものである。

手に力を集めて…手に赤い光が集まる。

『ブラスト!!』

その妖怪は崩れていった。

さっきも言ったが、俺のレベルは5億以上。そして知名度は0だ。

自分で言ってて涙が出てくる。まあ、出ないのだが。

妖怪を倒したことで、人々から歓声が上がる。

うるせ。

叫びまくる人々がうるさすぎて思わず耳を塞いでしまった。

ドーン!!

<レベル1000 目玉>

うっわ。だっる。遅刻しそうなのにまた1000出たよ。

そのとき

大きな爆音とともに妖怪は塵と化した。

レベル1000を一撃で!?いやまじでびくったんだけど…

「楽しそうだな」

その声を聴いた瞬間、思った。あいつじゃん、だるっ、と。

<レベル予測不可 ロイ>

毎回思う。レベル予測不可ってぶっこわれキャラだよなぁ。

「ロイか。遅れるぞ。」

「まじか、あっほんとだやっべ。」

「キャー!!ロイだわ!!」「かっこいい!!」「ロイ様!!」

相変わらず人気だな。ロイは。

「一緒に行こう」

やっと学校に行ける。


たったの2分遅刻した。たったの。なのに校長に怒られた。たったの2分なのに。あーなんかパッとしない日だなぁ。

「授業始めるぞ」


よし、これで今日の授業は終わりか。

「きゃー!」

!?

何が起きたかと思って周りを見渡してみたら、多くの妖怪が生徒を捕まえていた。

これはまずい。

レベルも1000はいってないし、一撃で大丈夫か。

ぶす、どん、ばっこん、がーん、どーん、どっこん、どっかん。

よし、倒した。

「皆大丈夫か?」

「大丈夫でーす!」


授業が終わって廊下を歩いていた時、急に声をかけられた。

「先生!さっきのかっこよかったですよ!!あこがれます!!」

えっと、こいつは確か、りょう…

<レベル500 りょう>

「もっと訓練しろ」

「は、はい」


次の日

「体力テストの結果を渡すぞー」

「えーこわーい」「いやだー」「うえーん」

えーと1位は、けんだな。

<レベル700 けん>

2位は、あいつか。

<レベル500 りょう>

3位はごんざえもん。

<レベル300 ごんざえもん>

4位はたろたろう。

<レベル250 たろたろう>

5位はにょらえもん

<レベル200 にょらえもん>

こんな感じか。

「皆もっと頑張るように。」

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