story 30 筋肉の夜明け 短話
「よーし、早速訓練を始めようか!」
「おっ、仁さんもう始めちゃう?」
「おう!ただな、1つ悩みがあってな?俺ってほら、筋肉キャラだろ?アニメで言ったら某ハゲヒーローとか平和の象徴とか。」
「あ〜わかる」
「ただ筋肉キャラと言っても魔法使えるやつもいるだろ?」
「そうだね」
「そこで、王道の格闘家方面へ行くのか、ピンチになってから活躍するような特殊なヒーロー方面に向かうのか悩んでるんだよ」
「ふーん、なるほど。」
「やっぱそういう反応なるよねー。もう少し悩んでみ──」
「ちょっと待った!いい案があるよ」
「おっ?」
「ふふん、その案とは!攻撃の度に衝撃波が出せるんだけれど、戦い初めはその力が弱くて、ダメージを受け続けるほど強くなってくっていうものが浮かんだ」
「いいねぇ。でもどうやってそんな特殊なものを…?」
「待ってました!フッフッフッこれを見なさい!じゃーん、ユニークスキルメーカー」
「んなんじゃそれ!」
「これは〜俺はこんなスキルが欲しい!って念じながらここにある水晶に一撃を入れるとユニークスキルを手に入れられるという神器だよ」
「神器て…」
「いいから、さ、レッツトライ!だよ!」
「お、おう!」
仁が真心を込めて放った一撃は音を置き去りにして透き通る水晶を襲った。
「ピロリロリン!」
コミカルな音が鳴り、その直後仁のみに見えるウィンドウが現れ、取得したスキルについての説明をし始めた
「なんだこれ!」
「こんにちは。私は技術の神と恩恵の神のアシスタントです。
スキルについての説明をします
このスキルの名前は【逆境の戦士】
他者から攻撃を受けた時、その前後に関係なく発動します
その効果は「怪我」「大怪我」「瀕死」の大きく3つの段階に別れて強化されます。
ちなみに瀕死の際にはサブスキルとして「金剛身」「堅牢なる城壁」「自在の盾」が発動し、スキルの所持者を全力で護ります。さらにこのスキルは、攻撃者が悪意を持っていた場合1.25倍の補正がかかります。」
「えー!ちょwww、やばいって。てかかっこいいなおい」
「それだけじゃないじゃん仁さん!このスキルは攻撃を受けた瞬間から発動するんだから、ここで訓練し放題ってわけじゃん?なんなら10億年後ここを出た頃には1.25倍の補正がかかるってことでしょ?」
「すご!んじゃ俺もう行くわ!」
「あ、ちょま……行っちゃったか。」
クラスごと転移して俺TUEEEE。しかし私は神様のミスで性別まで変えられて… 西園寺・ローズベルク・楓華 @kidotakuma
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。クラスごと転移して俺TUEEEE。しかし私は神様のミスで性別まで変えられて…の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます