Story 3 時は来る

 私へのスキル授与が終わりクラスメイトにも次々とスキルが与えられた。

 中鳥と遊田もスキルが与えられたが、なかなかに凄まじいスキルを貰ったようだ。


 名前:中鳥

 性別:男

 Lv:1/1000

 加護:無限MP

 スキル:鎢の巨壁おいのきょへき(タングステンの壁)


 名前:遊田

 性別:男

 Lv:1/1000

 加護:神速

 スキル:絶対回避(連続使用可能)


簡単に言うと中鳥がタンクで遊田がアタッカーだ。

いいパーティーが組めそうね(^^ )

そんなことを考えていると全員への授与が終わったらしくルーナが語り出した。

「お待たせしてしまい申し訳ありません。全員への授与が終わりました。これよりあなた達を帝国アイラン・サイラルに送り出します。この世界であなた達は数多の困難に出会うでしょう。中には心を病むものもいれば異世界だからといって調子に乗り暴れたり裏切ったり。そんな人が出てくることもあれば最悪あなたたちの中で人死が出る可能性もあります。ですが私はあなた達をここからずっと見守ります。あなたたちの誰かが心の底から助けを求めれば必ず救済の鍵を与えます。だから安心して、でも助け合って共に困難を乗り越えてくださいね。」ルーナはそう言ってはにかみ指を鳴らした。

すると私たちの足元に教室で見た時と同じ魔法陣が浮かび上がりまた視界が暗転した。

最後に聞こえたのは何やら慌てた様子で私を呼ぶ声だった(そんな大声出されてもなぁ…もう、うご、け…)。

果たして新天地でも上手くやって行けるだろうか?

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