第四話 「оживленный(活明)」
「てめぇー」
"ビュンッ!!
「――――フ、フォォオッ!?
"ブゥオオンッ!"
「・・・キ、キッサマー...ッ」
「このエセ外人っッ!」
「!」
"ヒュンッ!"
「・・・・!」
河野が振り回しているエモイソードの一振りを
フットワークでかわすと、スサケフスキは
距離を離し互いに向かい合う!
「チ、チクショウー...ッ」
「食ってくれ....っ お前、「食ってくれ」
っつったんじゃねえのか!?」
「・・・・!」
武器を手にしている男に言葉が出ないのか、
少し離れた場所で剣を握りしめている河野に
スサケフスキが威嚇する様な顔つきを見せる
「バカヤロウ....ッ
アリャ "タテマエ"、ニ
キマッテルダロウガ...ッ
ダレガテメエナンゾニ
クワレテタマルカッテンダ....ッ!」
「て、てめぇー」
"ダッ!"
「!」
剣を構え、スサケフスキに向かって
河野が駆けだす!
「―――ツゥアッ」
"フォンッ!"
「な――――っ??」
「バカヤロウ...ッ」
「!?」
振り下ろされた剣を大きく身を捻りかわすと、
スサケフスキは態勢の崩れた河野に向かって
構えを取りながら怒鳴り声を上げる!
「テメェガ....ッ!
"カラテ"ッテンナルァー
コヌォオルェワ"サンボ"ダッ....!」
「て、て―――
「!」
"ビュンッ!"
「セイッ!」
「ツゥオアハイッ」
"ブンッ!!"
「――――オッ」
「コノ、"セワモノ"ヤロウ....ッ!」
ブンッ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「――――ハァッ、ハァッ....!」
"ビュォォォオオオオオオオオ――――
「ド、ドウシタッテンダ....
"オトコ"ジャネエノカョ....!」
"ザシャッ!"
必死の形相で立ち回る事十分程....
「コノ、ユキノバハ、オルェノ
フィールドダア....
テメェジャ、オルニカツコトゥハデキヌエ....」
「う、うるせえ....っ、ハァッ...!」
"ガサッ"
「・・・・!」
上半身裸になった河野は、小屋の外で
手にしていたエモイソードを地面の上に放り投げる
「ッ」
「!?」
"ガサッ!!"
「ぐ ぐぉおっ」
体力が弱り、油断していると思ったのか
自分の足元の雪を蹴り上げ、スサケフスキが
それを河野に浴びせかける!
「――――ッ、プッ プァッ」
"ガササッ
たまらず河野は、自分の側にあった
バイクの影に身を隠す
「....ハラ、ショー...!」
「・・・・!」
"ビュォォオオオオオオオオ――――
「ドウヤルァテメェミテェナ
コザカシイジャップデムォスコシハ
チエガアルヨウドゥアナァ....!」
"ザシャッ! ザシャッ!
ザシャッ! ザシャッ!!"
「(――――!?
"ズササッ!!
全力で駆けて来るのを見てまずいと思ったのか、
河野はバイクにしがみつきながら
自分の側の雪の地面の上に置かれていた
上着を手に取る!
「フッ」
"ガキッ!!"
「!? ――――ナ....ッ」
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