第二話 「сумасшествие(発狂)」

"カチッ カチッ!"


「シ、シキョクチョウドノ....ッ!


 ホーウホウ、ホウホウホウ....ッ


 ホ~ウホウ、ホウ...


 ホゥトゥアテデアリマスッ!」


"ビュォォオオオオオオオオッ!


「ば、馬鹿ヤロウーっ


 ホタテがっ この雪の中にかっ!?」


「ホ~ウ ホウッ 


 ホ、ホトゥアトゥェッ! 


 ホトゥアトゥエデアリマスッッ!!」


「"食いモン"があるならっ!!


 早くこの場に持って来んかっ!」


「Да!? Да!

(ダーッ!? ダーッ!!)」


「・・・・!」


山頂の小屋。


「(外.... 外、ソト、ソト....っ)」


「――――ドノッっッ! 


 シキョクチョウドゥヌアッ!?」


"ガタッ ガタタッ!!"


「あ、ぁあああ...??」


「ギンシャリッ シロイッ!?」


"ゴトッ!!"


"ガシャッッ!!"


「あ、あ~...


 アアアアアアアアアッ!?」


「シャリ....ッ "ショクリョウ"


 カクホオ....ッ!」


「ァァアアアアアアッ!?


 ァアッ!? ――――アアアアアアッ!?」


激しい吹雪がこの山頂の小屋の周りに


吹き付けてくるせいか、外に出るにも出られず


河野、そしてスサケフスキは


「シャリッ! スシノシャリッ 


 ・・・・ゴウナドノッ!!」


「ばかやろうー 雪だっつってんだろうがっッ」


"ゴンッ!"


「・・・"ソウカツ"ッ! 


 ――――シキョクチョウっッ!?


 ソウカツッ!!?」


食料だと思ったのか、自分の前に


窓の外にあった雪を持ってきたスサケフスキの頭を


河野は勢いよく殴りつける!


「ゴフッ... ケ、ケケケッ....!」


「ァアッ!? ――――ァァアアっッ!?」


"ガンッ!!


"ゴンッ!!


「ニ、ニスィン....ッ!!


 ニスィンドゥエ....ッ!!」


「さ、サカナ....っ!?」


"ガタッ!!


"ガタタッ!!


「ァァアアアッ!?」


「アアアアアア!、ワワワワワワッ!?」


"ゴトンッ!!


"ズササササササササッ!!


"ガンッ!!


"ガンッッ!!!


「う、うぉぉぉおおおおおッ」


「ク、クラァァアアアアハァーーーーーッ!!」


"ガンッ!!"


"ガンッ!!"


あまりの腹の減り具合のせいか、


吹雪の寒さで判断がつかなくなっているのか、


河野、スサケフスキの二人は


完全に頭がおかしくなっていた....


「あ~ア・! ァッ、!


 ァァァアアアアアアアッ!?」


「ワワッ!? ワワワワワワワッ!?」


"ガタンッ


"ガタタタッ!!"


「う、うぉぉぉオオオオオッ


「ダーッ ダーッ!?」


"ビュォォォオオオオオオオオ―――――ッ

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