第三章【邂逅】3
彼は、さり気なく私の右隣に回り、道路側から私を守るようにして歩いた。未だ雨は強く、上がる気配は少しも無い。ひたすらに強く落ちる雨の中、私と慧は無言のまま歩き続けた。少し歩くのが遅い私に、慧は歩調を合わせてくれているようだった。
やがて差し掛かった横断歩道での信号待ちの時、私は、そっと傘を傾けて右隣の慧の横顔を見上げてみた。久し振りに見る慧は、以前よりとても大人びている、落ち着いた顔付きで前を見ていた。身長もかなり伸び、私は、これまでよりも自然に慧を見上げる形になっている。こうして慧と並ぶのは、約二年ぶりになるだろう。慧を見ていると、不意に私は懐かしい気持ちが込み上げて来た。だが、慧の身長、大人びた顔。そして私が着る中学校のセーラー服と慧の着る高校のブレザーが、流れた時間を証明していた。
慧が歩き出す。見ると、いつの間にか信号は青に変わっていた。ぼんやりとしていた私は、少し慌てて慧の後を追う。すると、慧は遅れた私に気が付き、私より数歩先で振り返り、待っていてくれた。ほどなく私が慧に追い付くと、再び慧はゆっくりと歩き出す。私と同じ歩調で、私が離れることのないように。
慧は、変わらず優しかった。変わってしまったのは、私だった。慧の隣で一緒に歩いていても、私と慧の間には、計り知れないくらいの距離が生まれてしまっているように思えた。それが自分の作り出した距離だとしても、やはり悲しかった。しかし、悲しむことは私には許されない。許されてはならなかった。それは、私の決意に反することだからだ。私は傘を持ち直し、強い雨から身を守るようにして、再び自分のつま先を見つめて歩いた。隣には誰もいないと言い聞かせて。それが、どれほど勝手なことであるのかを気が付かないままに。
私の自宅前にある公園まで来ると、不意に慧は足を止めて振り返る。
「有来。大丈夫か?」
「え?」
私は突然の問い掛けに驚き、ずっと俯いたままだった顔を反射的に上げる。それでも、傘の影と、傘を伝い流れ落ちる激しい雨で、慧の表情は良く見えなかった。
「元気、無いみたいだから」
声は優しく、私を気遣ってくれていることが十二分に伝わって来た。しかし、私にはそれが息苦しく感じられ、ただ黙って下を向いた。すると、少しの間を置いて、慧が言った。
「本当は公園で話そうかと思ったんだけど、この雨だし、俺の部屋で良い?」
心臓が、一際、大きく音を立てた気がした。この激しい雨音よりも大きく、強く。私は戸惑った。脳味噌が左右に揺さぶられる。その短い間で、どう答えようかひどく迷ったが、私は慧の提案を受け入れることにした。こんなにもひどい雨の中、傘を差して公園で立ち話はしたくないし、私の家は論外だ。どこかの喫茶店でも話は出来るけれど、慧の言う話が何についてなのか、私には予想が付いていた。おそらく予想は当たるだろう。それは他の誰にも聞かれたくない、私と慧だけの胸に仕舞っておきたい話だ。不特定多数の人間がいる喫茶店などで、容易く話せるような話ではない。
だが、思えばそれらは全て言い訳なのかもしれなかった。ただ、私は、慧から感じる威圧感めいたものが怖くて、慧の言う通りにしようと思ったのかもしれない。しかしながら、それはきっと、私の主観による思い過ごしであったのだろう。この時の慧の声は、以前までと同様、ひどく優しかった。私に優しい、慧のままだった。結局は、私自身の内情が、慧をそのように捉えてしまっていたに過ぎない。当時、小学生の頃に比べて、少し大人に近付いたと思っていた自分であったが、実のところでは、決してそうでは無かったのだと思う。
私が小さく返事をして歩き出すと、慧も再び私の隣に立ち、歩き始めた。公園のぬかるんだ地面は柔らかく、踏みしめるたびに土は雨水と共にへこんだ。何気なく振り返ってみると、私と慧、二人の足跡が公園の地面に残されていた。私は、すぐに前を向き、ぬかるみに注意して歩いた。公園を抜ければ、慧の家は、すぐそこだ。緊張し、張り詰めて行く心と体を落ち着ける為、私は気付かれないように深呼吸を一つ、した。
「ちょっと待ってて」
慧は玄関に鞄を置き、廊下を右に曲がる。真っ白いタオルを手に戻って来た慧は、それを一枚、手渡してくれた。
「風邪引くから、ちゃんと拭いた方が良い」
慧自身もタオルで頭や制服を拭きながら言う。私は頷き、タオルを受け取った。あの大雨では、さすがに傘だけで体を守り切ることは出来ず、髪が少しと、肩の辺りが結構、濡れてしまっていた。スカートの裾も軽く拭き、私は緊張する心を抑えて告げる。
「ありがとう」
タオルを軽く畳み、慧に手渡す。帰り道から今までの間で、私は、やっと慧の顔を見て話すことが出来た。慧は軽く返事をし、優しく笑う。それは、以前と変わらない笑顔だった。
慧は、タオルを受け取りながら、
「すぐ行くから先に部屋に上がっていてくれる?」
と、言った。
私は頷き、靴を脱ぐ。靴の中にも水が入り込み、靴下の先が少し濡れていた。私がそれを気にしている様子に気が付いたのか、慧はタオルを手に、私の足元に膝をついた。少し驚いた私に気付いているのかいないのか、慧は私のつま先をタオルで押さえた。軽く叩き、水分を吸い取って行く。私は、何故かその状況に胸が締め付けられるような、羞恥のような、複雑な感情を覚えた。
両足共、終えた慧は立ち上がり、
「じゃ、二階で待ってて」
と言い、タオルを持って先程と同じく廊下を右に歩いて行った。
――そこまでの一連の動作がとても自然で、私は逆に驚いてしまったのだが、正体の良く分からない感情に蓋をしたことを覚えている。そして、二階への階段を上がったのだ。
慧の部屋のドアノブを、そっと捻る。小さく音を立てて開かれたドアの先、懐かしい光景が目前に広がる。私は緊張しつつ、一歩、足を踏み入れる。部屋の中央に置かれた小さなガラスのテーブル、大きな本棚と、そこに収められた沢山の図鑑、漫画、小説、参考書。綺麗な木目の床。私は更に二歩、足を進め、部屋全体を見回した。置かれている小物類や本が少し変わっただけで、部屋の雰囲気は以前と大きくは変わっていなかった。私は、その部屋に一人で立ち、遥か昔のことのように自らの記憶を辿り、様々なことを思い出して行く。
私が小さな頃から仲良くしてくれた慧。学校の宿題を見て、勉強を教えてくれた慧。おいしいご飯をごちそうしてくれ、私の大好きなオレンジジュースをいつも用意して待っていてくれた、優しい慧。そして、小さな姫君のこと。瞬く間に全てが思い返され、蘇り、光り、そしてまた記憶の底に沈んで行った。
「座っていて良かったのに」
振り向くと、いつの間にか慧が立っていた。私は通り道を空け、部屋の隅に寄る。
「ちょっと、ぼんやりしてた」
思い出が、あっと言う間に私を包み、現在という時間の流れから心を切り離したようだった。慧が二階に上がって来る足音、室内でも意外に大きく響いている雨音に、今まで気が付か無かった。遠く彼方で小さく奏でられていたように思う雨の音色は、今、唐突に激しい演奏に変わった。私には、そう感じられた。慧は、そっとドアを閉め、ジュースやクッキーの載せられたお盆をガラステーブルの上に置く。かちゃ、とささやかな音が響く。私は、いよいよその時が来たと思った。
「座って」
その言葉に従い、私は静かにテーブルの前に座った。クリーム色とチョコレート色の丸いクッキー、そして、細長いグラスの中で微かに揺れるオレンジジュースが、視界に映り込む。私は、膝の上で両の手のひらを、ぎゅっと握り締めた。
「姫君のことでしょ?」
私は俯き、切り出した。顔を上げないまま続ける。
「別に、もう良いの。ちゃんと気持ちの整理を付けたから。ずっと前に電話で話した通り」
雨音だけが室内に響き、その空間が私に重く圧し掛かる。
「慧が悪いなんて思っていないよ。ただ、一緒にいると色々なことを思い出すから。だから少し距離を置こうって言ったんだよ」
俯いた先にある私の手が、僅かに震えていた。そっと手を開いたり閉じたりして、私は何とかそれを抑えようと試みる。
「だから、もうこれ以上、姫君のことは言わないで。思い出して、つらいから」
そして、私が黙ると、再び雨音だけが聞こえる部屋になる。慧は何も言わず、ただ、ずっと黙っていた。慧がどんな顔をしているのか気になったけれども、私は、とても視線を上げる気にはなれなかった。どれくらいの時間が過ぎたのか。数分か数十分か分からなかったが、私はやがてその沈黙に耐え切れなくなり、言った。
「もう良いかな。私、帰っても」
この重苦しい空気に身を置いていることには無理があった。そもそも話題にだって無理があるのだ。私は彼女の話をしたくなかった。慧にも、誰にも。私だけが分かっていれば良い、私だけが抱えていたい存在なのだ。彼女――小さな姫君は。
「あのさ」
慧は、軽く溜め息を洩らして言った。
「誰も姫の話をしようとは言ってないだろう?」
私は、咄嗟に頭の中が熱を持ったように感じた。
「姫なんて気安く呼ばないで!」
下を向いたまま、私は思わず声を荒げて告げた。そのことに自分でも驚きを覚えながら、心臓の鼓動が早まって行くように思えて、私は胸の辺りを手で押さえる。
「……ごめん」
慧が謝っても、なかなか私の感情は落ち着かず、心がざわざわと嫌な音を立てていた。
「最近、有来と連絡が付かないから。元気かどうか、心配になっただけなんだ」
私が黙りこくっていると、更に慧は言う。
「本当に彼女の話をする気は無かった。でも、この際、有来には悪いけど心配だから聞かせて貰う」
その言葉の指すところが気になり、私は躊躇いがちに顔を上げる。慧は不安そうな、そして、私の様子を窺うような顔をして私を見ていた。
「さっきの言葉は本心?」
心中の嫌な音が、先程よりも格段に大きくなる。更に鼓動が早くなったように思う。胸が苦しくなり、当てていた手で制服を掴んだ。そして慧の目を見て、瞬きを堪えて、はっきりと告げた。以前、彼女がくれたアドバイスを思い出しながら。
「本心よ」
目を逸らさず、瞬きを堪え、私は時が過ぎるのをひたすらに待った。絶対に目を逸らしてはいけない、俯いたらいけない。私は慧の言葉を待った。慧は私の視線を避けるように、一度、目を閉じ、すぐに開いた。そして慧もまた私と同じように、真っ直ぐに私の目を見て言った。
「嘘だな」
「どうしてそう思うの」
すかさず、私は尋ねた。胸を押さえている方とは反対の手を、強く握り締めながら。
「ちゃんと気持ちの整理が付いているなら、そんな泣きそうな顔にはならないよ」
慧はテーブルの上で両手を組み、私を真剣な目で捕らえる。
「言えば良い。俺のせいだって」
私は、唐突なその言葉に驚愕する。震える心臓を落ち着けながら、やっとの思いで聞き返した。
「慧のせい、って?」
返す慧の答えはシンプルなものだった。
「俺が彼女を消したんだと、どうして言わないんだ?」
私は、しばし言葉を失う。
「慧のせいなんて」
「そう思っているだろう?」
喉の奥から絞り出した私の声を遮り、慧は言う。まるで否定することを許さないかのような、強く、とても静かな声で。私は、瞬時にして何を言えば良いのか分からなくなっていた。否定も肯定も出来ずに、ただ、慧を見ていた。
私が今、考えるべきなのは、慧への返答だ。しかし、何をどう言葉に乗せるべきなのかが、全く分からない。窓の外では、強く激しく雨が降り続いている。私達は互いを見つめたまま、何も言わないままだった。
慧の目は、誤魔化しを許さない目だった。真実を要求する視線だった。私はそれを受け止めながら、どうすれば良いのかを必死に考え続けていた。私は、本当に、もう誰とも姫君の話をしたくなかった。私だけが姫君を記憶し、信じていれば良い。たとえ慧であっても、いや、慧だからこそ私は、姫君のことを話したくないのかもしれない。慧は、彼女を否定したのだから。
「姫君がいなくなったことが、慧のせいだとは思っていないよ。本当に」
私は感情を抑え、なるべく冷静に告げた。
「私は私がしたいようにしているだけ。慧と距離を置きたかったから、そうしただけ。そうしているだけ。他に何も無いよ」
距離を置きたい。以前に伝えた言葉。そこから生じている現状を、私は口にした。何故、ここで、私は聞かれてもいないことを敢えて告げたのだろう。慧に改めて言うことで、自分への再確認を図ったのだろうか。
慧は、黙って私を見ている。一言一句を、聞き洩らすまいとでもいうように。
「気持ちの整理は付いている。ただ、悲しみが残っているだけ」
私は言葉を切り、意識的に軽く呼吸した。その間も慧は、無言で私を見つめている。話すべきことが見付からなくなった私は、そこでようやく慧から視線を外した。俯き加減になると、視界に再び、オレンジジュースが映った。それは私の思い出を呼び覚ます鍵の一つであり、慧の優しさの象徴でもあった。
「俺と距離を置きたいのは、どうして?」
唐突に慧が尋ねる。
「だから、姫君を思い出して、つらいから」
顔を上げ、私が先程と同じ内容を繰り返すと、慧はすぐに否定をした。
「それは違う。いや、それもあるかもしれないけど、それが主な理由ではないね。他に何か隠している」
慧はテーブルの上の両手を組み直し、
「どうして言わない?」
と、私に尋ねた。
「別に、そんなことは……」
私は動揺を悟られないよう、精一杯、はっきりと発音したつもりだった。しかし、喉の奥から出て来た声は頼り無く、細く小さなものだった。そして語尾が、どこかに吸い込まれるようにして消えてしまう。私は堪らず、下を向いた。どうしたら良いのか、どうしたらこの場から逃げられるのか、そればかりが頭を巡っている。両脇にある手を握り締め、私は軽く唇を噛んだ。慧に対する、もっともらしい言い訳が浮かばない。それらしい理由が見付からない。どうしたら良いのか、分からない。まるでメビウスの輪のような閉じた空間を、あてどなく、ぐるぐると一人で歩いているかのようだった。
この時、私は、慧よりも自分自身を守ろうとしていた。偽りとなる言い訳や理由を探していたことが、その証明だ。やはり私は、大人になど近付いてはいなかった。優しさを以って接してくれる人に対し、私は、その場を切り抜けることしか考えていなかったのだから。だが、これこそ言い訳になるかもしれないが、私にとって小さな姫君は、表に立ち、裏に立ち、私を支え続けてくれた大切な存在だったのだ。彼女より慧を軽んじているわけでは無い。けれど、幼い私が失った、かけがえのない光である彼女についての一切を、この時はまだ、誰にも話したくは無かったのだ。
「俺が側にいると苦痛とか?」
「違う……」
私は、即座に慧の言葉を否定する。それは、そうしなければならない強い義務感のようなものに駆られてのことだった。私は慧が嫌いなわけではない。むしろ、私は……。
不意に視界が歪む。私の目に涙が浮かんでいると気が付く。途端、もう何をどう考えたら良いのか、先程とは比較にならないくらい分からなくなってしまった。パレットの上で入り混じる、様々な色の水彩絵の具のように、心が歪み、溶けて行く。私は、もうこれ以上、慧と向き合っていたくなかった。
「私、帰るね」
鞄を持ち、立ち上がった私を、慧は驚いたように見上げる。
「いや、話が全然、まとまっていないよ」
「無理にまとめなくたって良いでしょ」
私は、もう何も話すことは無いと思った。もとより、彼女のことを慧と話すべきでは無いのだ。意見が合うわけが無いことは数年前の時点で既に分かっている。
私がドアノブに手を掛けると、素早く立ち上がった慧が、それを制する。
「離して」
「まだ質問に答えて貰ってない」
慧は私の手を引き、ドアと私の間に入り込んだ。
「何も隠してない。もう話すことは何も無いよ」
慧は私の右手から手を離し、代わりに左手を掴む。そして、その手を包むように指を重ねた。
「どうしても気になるから。教えて」
先程よりも柔らかな口調で、慧は言う。勝手な発言だと思った。それなのに私は、心を揺さぶられている。けれども、今までを無駄にするわけにはいかない。これまでを崩すわけにはいかない。慧と距離を置いた意味を、ここで壊してしまうわけにはいかないのだ。
「私ね、姫君が大切なの。すごく。慧よりも、ずっとずっと大切。だから慧より、姫君との時間を大事にしたいの」
「でも、彼女は」
私は慧の言葉を遮り、続ける。
「いないよ。でも、私が忘れたらいけない。慧といるより、姫君を信じて待っていることに時間を使いたいの」
――だから、もう構わないで。
告げると、慧は私の手を離し、テーブルの前に座り込んだ。
「ごめんなさい」
私はドアを開け、そっと閉めた。部屋を出る時、視界の端に映ったオレンジジュースと慧の姿が、様々な記憶と共に脳裏をちらつく。私は泣きそうな気持ちを堪え、階段を静かに下りた。外は薄暗く、未だ、大雨が降り続いている。
叩き付けるような雨の中、私は桃色の傘を広げて歩いた。あまり風が無くてまだ良かったと、どうでも良いことを思いながら、家へと歩いて行く。公園を抜ける。家の玄関扉を開けると、いつもと変わらない真っ暗な室内が私を迎えた。玄関先に鞄を置き、制服の水気を払ってから、お風呂場に向かう。無造作に積み上げられたタオルの山から一枚を引き抜き、髪や服を押さえた。薄暗い中で一人きりという状況が、逆に私を安心させたのか、思わず言葉が零れる。
「……鋭いね、慧は」
受け止める器のない言葉は誰にも届くこと無く、暗がりに吸い込まれて消えた。私はタオルを顔に押し当て、声を殺して泣いた。混乱する頭と苦しむ心に挟まれて、私はひどく疲弊していた。その時、心身の中に残された冷静な部分が、ひっそりと囁いた気がした。全部、このまま溶けてしまえば良いと。暗闇の中、私の心はどこにも辿り着けないまま、ただずっと私の中を彷徨い続けている。
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