第36話 1章あとがき

 「俺は皆の恋愛対象外な件について」1章、無事完走しました。

 ひとえに皆様のおかげです、ありがとうございます。

おかげさまで沢山の人に読んでもらえたり感想をもらえて執筆の励みになってます、感謝です!!

 応援やフォローや星、ありがとうございます。


 話としてはBSSやちょっとNTRなネタをおりまぜながらももう遅いしたりしつつも、コメディ風味で進んでサクサク読める作品を目指して書いていました。

 今回もできれば10万文字前後に収めようと、プロットを切り貼りしながら大体ラノベ一冊分くらいの文字量に収まるように書きました。

 1章と並行しつつ2章のプロットも出来上がっていて、1章は主にタローの周りに物語開始時点いる子達をめぐる騒動でお送りしましたが2章は1章から続いてのその後のあれこれや、戸成君の汚さななじみ絡みや少しタローのヒロインダービーが進む予定です。あまりネタバレになることはかけないのですが1章でちょこちょこと存在が示唆されたキャラクター達が少しずつ出てきたりヒロインダービーに出走するヒロインが増えます。

 2章も同じくらいのボリュームになるかとおもわれますので、通勤通学などの移動や休憩時間や夜寝る前の暇つぶしなどにでも、読んでクスッと笑って貰ったり楽しんでもらえたら幸いです!


 そんな感じで2章以降もゆるゆると書けたらなぁという所です。


 一応、書き始めた時は読んでもらえるかどうかはさておき初期3人+舞花ちゃんの正体ところまでは書こうと決めながら書いていましたが、前述のとおり、幸いにもたくさんの方に読んでいただけたのは本当にうれしかったです。ありがとうございます。



以下は1章までで語れるキャラクターの雑記など



桃園太郎

 名前のまま由来は(桃)+太郎ですね。年相応の男の子らしさと、飄々とした態度と、やれやれ系を足して割ったような感じでしょうか。

 絶妙に幸運が足りないのと、ここ一番の悪運が強いのと、あと女運がなかった。

 とはいえなんだかんだでノリよく面倒見も良いのが合わさって書いていて面白い主人公です。

 甘いところもあり反面ドライなところもありますがそれは作中タローが少し語っていた中学時代のいじめに起因するものなのでそこはまた触れる機会があればと思います。そのあたりも1章では触れてない内容ですね。

 タローの性格は中学の時からこんな感じだったので、男友達に好かれる方の男子♂♂♂です。親しかった友達の中には同じ学校に進学した同中の友人も何人かいるので、なにかあればまたそういった友達との交流もあるかもしれません。

 タローに関しては主人公という事でまだまだ色々とあるのであまり話せませんが、技の1号なイメージで頭の回転や咄嗟の機転、そして腹を括ってからの判断の早さがウリでした。窮地になったり追い込まれると本領発揮するタイプ。

 人の悩み相談向けの性格してるんでしょうね。

 あと本人はこの物語の経緯から自分が恋愛対象外だと認識してしまっていますが少しずつハーレムラブコメっぽく各方面にフラグをたてつつあります。

 


ともちゃん

 桃太郎の犬担当、戸成と合わせると花咲か爺さんでした。見た目は美少女、その実我儘放題やりたい放題な困った幼馴染。高校一年生、まだまだ中学生に毛が生えた(生えていない可能性が高いですが)程度の女の子で精神的にも女子キャラクターの中では一番未成熟であるように書いていました。

 タローへの甘えがあるのでナチュラルにウザいムーブをしてしまう子でしたが、戸成とのことで少し精神が成長したかなと思います。

 この年頃の女の子の理不尽さとか横暴さ、そこに困らせられたこととかを思い出しながら書いてました。

 株価は最低ラインまで下がってると思うのであとは上がるだけなので、人間的に成長しながら頑張ってほしいですね。


あきら

 桃太郎の猿担当、蟹沢とだと猿蟹合戦でした。健康的美少女で明るく元気でちょっとエッチなプロポーションの持ち主。

 作中タローが見慣れすぎてて言及されることが少ないですが普通に可愛いです。バスケ部の部活中とかバスケ部の男子はそのたわわをチラ見してるとかなんとか。しかし見た目とは裏腹にきちんと物事を考えれる面がある子なので、作中のヒロインの中では可哀想な目にあってました。蟹沢にひっかけられて自撮り送らされたりと男運のなさに苦しめられてましたね。

 コメント返しで少し触れましたがタローがともちゃんに惚れてなかったら中学の頃に早々とあきらと恋人になってそのまま高校、大学と何のトラブルもなく幸せな家庭を築くまでのルートに入って3人の子供とそれぞれの孫たちに囲まれて平穏な老後までスキップされそう。今でもヒロインダービーだと結構いいとこにいそうな気がします、まだワンチャンは十分あるので頑張れあきら。そして猿蟹合戦で蟹がやっつけられたと言う事は……とだけ。あきらちゃん絡みはまだまだイベントが待っています。


雉尾さん

 桃太郎の雉担当、だった人。そして雉は雉でも、雉も鳴かずば撃たれまいでした。

惚れた男が最悪だった。それを抜きにしても相手が教師なので恋愛としては高校卒業以降にしか発展できないのもありなかなか成就は難しかったとは思いますが……。  タローからみたら優しい年上のお姉さんでしたが、雉尾さん生来の人の好さに対して人心を掌握するのに長けた弥平の刷り込みが悪魔融合して話の通じないクレームモンスターに堕ちました(弥平がネチネチ雉尾さんを篭絡するところも初期プロットにはありましたが胸糞悪くなっちゃうので悩んだ末にカットしました)。

 プロットの段階から中盤の重大なトラブル枠として想定していたので元気に暴れてくれましたが、今は猛省して謝罪行脚をしたり弥平とのトラブルの事後処理をしているようです。

 割と救いようがないくらい全方位にやらかしているので色々と大変だと思いますけど身から出た錆なので、自分でなんとかしていくでしょう。もう少しお姉ちゃんらしい仲良しパートとそこからの豹変パートがあったのですがそこらへん入れるとあと1,2万文字増えるしフラストレーションたまりっぱになっちゃうので割愛しました。結構出番減ってました。その後の動向については忘れたころにまた触れられるかも知れませんよ(フラグ)


蟹沢会長

 一周回っておもしろおかしな人になった変態リベポ野郎さん。猿渡と絡むので猿蟹合戦の蟹で、蟹だけどヴィランでした。

 見た目も成績もよい一見すると非の打ち所のなさそうな人がなんですが、そういう人ほど裏で色々やってて捕まるニュースでみる度に不思議に思うのでそんなイメージで書き上げました。

 本編に必要ない裏設定だと、実際スペックは高いのと、高校に入学するまでは結構まともだったんです。中学時代にあきらと同じ塾に通っていたころは普通に親切な上級生だったので、そのころの印象であきらは告白にOK出してしまったものと思われます。けど高校で性欲マシーンと化した蟹沢からしたら新しい巨乳のセフレ増やそうぐらいの認識で声をかけていたので結局真性クズ野郎に堕ちてました。

 あきらが手を出される前にタローが頑張って何とかしてくれてよかったですね!

 高校に入って(蟹沢は弥平の関与は知らなかったものと思われますが)弥平に間接的に利用されるようになり性欲爆発モンスターになってしまいました。この後は表舞台に出てくることは無いと思われます。あと作中でタローの外見について言及してましたがタローは女装させても普通に可愛いです。下半身に関することに関しては正確な目を持つ男、蟹沢でした。気持ち悪さにかけては作中随一だったのではないでしょうかw。


弥平教諭

クズオブ屑。雉も鳴かずば撃たれまい、の弥平です。クソみたいな両親のもとで選民思想とエリート意識と人心掌握術を叩き込まれて上昇志向と性欲をミックスブレンドしたゲスが出来上がりました。若い女の子を権力者に斡旋する“パパ活”を使い私腹を肥やしながら父親を政治家に転身させてゆくゆくは自分がその後継者になる事を目論んでいましたがあえなくタロー達の頑張りに潰されました。蟹沢をやっつけられた時点でタローを危険な存在とみて攻撃し始めましたがタローサイドが強かったのであえなく自滅。

 その活動の特性から色々と知っていてはいけない情報をたくさん抱えてしまっているので刑務所の中に入ってもいずれ何かしらされてしまうかもしれませんね。

 警察に拿捕されるシーンは動画サイトとかでクソコラやMADの素材にされてそうです。

 どのみち今後お先真っ暗な人生しか歩めないことは間違いないです。


戸成沖那

 戸成改め沖那くん。1章の大トリを飾るキャラクターでした。

 ラブコメに出てくる男の子キャラってどう書くか難しいのですが、戦々恐々と描いていたのですがコメント欄読ませていただいて読者の方々に受け入れて頂いたようで、好評で胸をなでおろしましていました。

 隣の翁、物語に出てくる隣のおじいさんが由来でした。素性のネタバレになってしまうので最後の最後まであえて下の名前は伏せてました。

 ともちゃんとの絡みだと花坂爺さんになります。戸成、と呼ばれていましたがタローが戸成の事を友達と認めたので下の名前呼びで沖那とたまに呼ばれるようになりました。

 初めてタローに沖那って呼ばれた日は嬉しくて家に帰ってから何回もガッツポーズしてるところをたまたま帰宅していたた姉に目撃されて怪訝な目で見られてたようです。


 色々と複雑なトラウマを抱えたイケメンでしたがタローに救われてトラウマから立ち直りつつあります。

 寝取られ脳破壊を喰らっても善性を損なわなかった黄金の精神の持ち主で、単体作品もしくはスピンオフ番外編を書いても主役が張れるキャラクターをイメージしながら書いてました。中学時代からスタートする戸成視点のスピンオフも普通に面白そうですね……!いつか書きたいものリストにいれておきます。


 リアタイで読んでいただいていた方々にはハラハラさせてしまいましたが、1人目、2人目のどうしようもないクズに対して3人目の戸成は「どうしようもないクズだと自分を思い込んでいる」子でした。

 作中でタローの未来の相棒、なんて冗談めかして言っていましたが今後もなんだかんだでタローと組んで学園のお悩み相談ごとトラブルの解決してくれるのではないでしょうか。よろず屋タロちゃんの頼もしいメンバーになりそうですね。こっちは力の2号とか、バカっぽさは竜がモチーフの2号ライダーとかを裏モチーフにしてます。

 小学生男児の心を持つ面白おかしくて友情にあつい奴なので性格面で能力面でもタローとの相性が良く、お互いの欠点が相互補完される形になります。


 中学時代の落とし前をつける相手が学校に残っていますのでそこはきっちり潰していいからねという気持ち。

 あと、性別を気にしなければば恐らく一番双方の好感度が高いコンビだと思います。


舞花ちゃん

 一見すると美少女ブン屋、その実態は愛情重めのヤンデレストーカーでした。最推しのタローを手助けすることに喜びを感じつつタローの行動から先の事を予測して必要になりうる情報を調べる生きる図書館でもあります。タローを害するつもりはまったく無く、純度100000000000000%ぐらいの敬愛をこめて力を貸してくれるしあくまでタローをたてるので必要でない場合は自己主張しない子。

 タロー以上にタローの行動を先読みして行動しているので完全に掌の上で転がされている状態になってしまっています。この子も過去を含めて色々と心に抱えているものがありそうですが……今後の本編で少しずつ触れられていくと思います。よろず屋タロちゃん(仮)でもその手腕を発揮してくれそうですね。

 愛が重くて怖いところがありますが、タローならきっとその手綱もうまく御せる……筈?

 ちなみにあきらほどではありませんがスタイルは結構良く、本人もいっていましたがかなりの美少女です。


 ということで1章はこれにて完結となります。長い物語になりましたがお付き合いいただきありがとうございました。


今後とも暇な時にでも読んでもらえたら幸いです。

あと、2章が始まったら1章完結前にネタバレになるのでつけられなかったタグ(舞花ちゃん絡み)とかをちょっとタグ付けしたりとかすると思います。


それでは2章でまたお会いできることを祈りつつ。敬具


*1章コメント頂いた方々への謝辞を近況報告にて記載しました*

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