第8話 グッバイ おじいちゃん 私

私は 正社員と して働きだした。

最初は覚えることも多く、大変だけど

今までの経験など活かして、普通に

毎日仕事に通っていた。


おじいちゃん は その頃だろうか?

もう少し前だったか、肺が悪いらしく

酸素ボンベが無いと、もう生活出来ない程

に弱っていた…、私も何かと忙しく

おじいちゃんとは 会う時間や会話も

どんどん減っていた…


もう おじいちゃんが 離れの2階への

階段を昇ることすら、出来ない時に

実家の1階に部屋のあった私の部屋と

おじいちゃんの部屋を 交替して部屋の

中ん 移動させるコトに、家族なので

繋がりはあるし、大好きだったおじいちゃん

の部屋は少し古くさい感じだけど

おばあちゃんと生活もしていた広い部屋

広さは16畳程でベランダにはトイレが

あったり、私の新しい生活がスタート


おじいちゃんの部屋は私の使っていた

部屋で6畳半程のフローリングに変わり


また おじいちゃんと 私の 2人の生活は

真逆に 入れ替わり


仕事も それなりに安定はして来たのか?

嫌こともあったけど、なんとか続けられて

はいたけど 1年半か、そこら辺で歯車が

狂いだす。


その仕事は、シビアな事が多く、少しのミスが

大きな失敗にも繋がる仕事、考え過ぎてしまう

私にプレッシャーがのしかかってくる。

そして耐えられないモノは辞めていったり

部署移動したり、毎日忙しい、そして私を

教え育ててくれていた先輩が辞め、移動したり

私が人を教えながら、自分の仕事もこなして

準備ややることも増え時間に追われる日々、

失敗など、すれば始末書を書くのも大変だし、

ミーティングもあれば人の少ない現場、

目まぐるし生活に、追い込まれ続けた結果

私は休みの日も仕事のコトを考え遊びに行く

事は無くなった、、、、、


仕事、仕事、仕事、仕事、仕事、休みも仕事の

事を失敗は無いか?今日は間違えていないか、

明日は、どの段取りで、どうして行こうか、


もう、限界だった。私は、既に人との

コミュニケーションを取ることですら、

外面で、愛想笑いや、上部だけの言葉しか

発せれない生き物に成り下がっていた。


まさに、生き地獄、元々人には心配は

かけたくないので基本的に、相談は出来ない、

毎日、楽しくもない、仕事とは、どこでも

同じようなモノになるのでは?わからない、

生きるのに楽しいことが何も日常にないのに


TVを見ても、バカらしく、娯楽の本を

手にするコトすら、、 もう脳に使うキャパは

残っていない、皆んなやってるのに出来ない自分

が恥ずかしいし、言えない、知られたくない、


友達、家族、 おじいちゃんにも ……


私は 仕事を辞める相談すら出来ずに

会話も うまく出来ない


私は携帯電話は持っていたけど

連絡の電話が鳴るのが怖い、こんな面白くも

楽しくもない、私を、情けない自分を

さらけ出すことが、この頃は 怖かった…


うん もう 死のう それしかない …


決意をした








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