第2話 私の おばあちゃん

私の幼少期ね記憶が脳に残っている

強いイメージや 思い出は 3歳くらいと


保育園、幼稚園、小学校低学年の頃

くらいですね


友達がちゃんと出来たのは 保育園くらいから


それまでは、おじいちゃんと、いつも一緒に

遊んでいました。おばあちゃん… とも


おばあちゃん の 記憶は 薄く淡い思い出


私は おばあちゃんを よくわかっていません


私が幼稚園に行く前には 亡くなっていました

ので… 首吊り自殺ですね。


当時の私は まだ 幼く お葬式の時も

何で おばあちゃん 眠ってるの?

くらいにしか 思っていませんでした。


誰も 理由も訳も 教えてくれなかったからです。

他にも 子供に教える内容ではない、そんな暇も

ない程に大変で忙しかったのだろうとは今では考えることができます…


私が死について 理解するのは もう少し先の

事柄ですね。


エピソード 私と おばあちゃん


2歳? 3歳? 私は昔から おとぎ話 や 妖怪など

そんな作品が大好きでした。


私の昔 住んでいた家の裏は竹藪になっていて


今日は、おばあちゃんにおんぶで背負われて、

夕暮れ時に 散歩から 家へ辿り着くその間際


私には竹藪の中に、見えた 赤い鼻 が


「おばあちゃん、天狗!」


そう 言って夢中で話したのは 憶えていますが

おばあちゃんが その時 私に 言った言葉は

あまり 記憶には ありません。


そんなもん おらへん


だったのか… そんな感じ だったかと


それから 暫くして おばあちゃん が 亡くなり

当時から おとぎ話が 好きだった私は

おばあちゃんが あの時の 天狗に何かされて

眠らされた。もしくは、存在を否定したことで

死においやられた… 死の概念が あやふやなまま

当時 ワタシが辿り着いた答え。


今 考えると 裏の竹藪に住む猿を

幼い私が見間違えたのかとも 考えています。


夢 妄想 と 現実の狭間で…


実際 今でも 臆病な猿は 目にすることは ボボ

ありませんが 今も家の屋根を 歩く音などは たまに

聞こえてきたりは していますので。


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