第7話 初の模擬戦

「ルールは相手が降参を宣言するか、相手を跪けさせれば勝ちとする!」

「命を奪うような事な一切しないように!」

「魔法はある程度のものは許可をする!」

「それでは、両者位置につけ!」

キールの武器適性が気になっていたが、キールは剣が適性なのか。昔の僕なら羨んでただろうな。

「よーい.....スタート!」


「キール。君に先行を譲ろう。」

「では、お構いなく行きます!」

速い!あれは無意識にスピードアップ魔法をかけれている。そして、剣さばきも凄いぞ。

「次は僕のターンだ。」

「ライトニング。」

流石に低級魔法は避ける事が出来るか。

「もう少しレベルを上げよう。」

「雷のサンダーボルト

これは苦戦しているようだ。だがここでは本気を出したらいけない。

「ダエルさん。そのままでは後ろががら空きですよ!」

「そこまでは読めているよ。 」

増殖インクリース

「僕だって少しは魔法を使えますよ!」

「悲しみのサッドレイン

しっかりと中級魔法を使えるとは、キールを甘く見ていたようだ。

「じゃあ、最後の技としよう。」

ここで本気を出すフリして負けるとしよう。

「風の破壊ウインドブレイク

「奥義・剣の舞い」

(魔法の解除。)

「ダエルさん!僕の勝ちです!」

「ああ。僕の負けだ。」

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