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ライトノベルとは何か?」への応援コメント


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    ライトノベルとは何かという定義は難しいですよね。
    おそらくライトノベルと言う語ができた頃のライトノベル作品と現在のWEB小説では、流行うんぬんを抜きにしても全く様相が違いますし。いまのところは個人個人が思い思いの「ライトノベル」の定義を述べる状態になっているかと思います。
    おそらくジュブナイル小説の系譜であるライトノベルと、にちゃんねるなどの二次創作掲示板の系譜である「小説家になろう」をはじめとする「なろう系WEB小説」がWEBで混在しながら十把一絡げに「ライトノベル」と称されていることがあるのも混乱の一因となっているかと。

    「ライトノベル」は「欲望を肯定する」「現実的でなくても構わない」「ハイコンテクストである」点は全くもっておっしゃる通りだと思います。
    もっとも、こちらの定義を拝読するとWEB系ハイファンタジーに限定されているようで、「フルメタルパニック」や「無責任艦長」などのSF系ライトノベルや「極東少年」「ザンヤルマの剣士」などのローファンタジーは考慮されていないのがいささか乱暴かな?と。
    また、いわゆる純文学もアニメ絵美少女の挿絵がついたものも多数刊行されているし、安部公房やディケンズのような非現実的な作風の作家も多く、「家畜人ヤプー」など様々な欲望を肯定するものが多数存在するため、この点をもってライトノベルとの線引きをするのもいささか乱暴な気がします。

    とはいえ、定義がさだかでないものを論じる上では、「ここ論じる〇〇とは××であるものとする」と範囲を限定しないと、SNSで見られるようなクソデカ主語をお互いに全く違うものに認識したまま永遠にかみ合わない「レスバ」をする羽目になるんですよね(;'∀')
    議論にならない不毛でヒステリックな言葉の応酬に至らないためには、論評する対象にきちんと線を引くのは大切ですよね。