第33話 黒のオーラ

「面倒な」

「は、はは!危ない危ない。ボスから力を頂いたおかげで命拾いしたぜ!さぁこっから」


 ナイデはまた魔法を唱えようとすると片腕に黒いオーラが集まりナイデは


「う、ぐぁあ!い、痛い!腕が、腕がちぎれ」


 ナイデの腕が急にぽとりと地面に落ちたかと思うとないでの片腕は黒いオーラが集まった黒い腕に変化していた。黒い腕になった後、ナイデの両目は赤い目の色に変化し


「キ、シャシャシャ!ニンゲン、コロス!」


 ナイデは接近戦でコープスに襲いかかるとコープスに黒い手で引っ掻きにかかる。コープスはないでの攻撃を避けるとないでの顔面を殴ったがナイデは


「キカナイナァ!ニンゲン!キシャシャシャ!」

「君は、誰だ?ナイデはどうした!」

「ナイデ?ダレダソレハ?コノカラダノヤドヌシノイシキナラカンゼンニクッテコロシタ!コノカラダハオレサマノモノ!キシャシャシャ!」


 黒い腕の男は黒い腕から黒い火の玉をコープスに向けて放つ。


「ダークファイアボール!」

「むうん!」


 コープスは服の中に隠していたナイフで黒い腕の男が放った黒いファイアボールを左右に切り裂いたがコープスのもっていたナイフはひとふりでくだけちる。


「バカナ、ニンゲンゴトキガ、オレノヤミマホウヲ!」

「私の魔力に耐えきれる武器がないんだよ。だからお前の魔法如き別にききはしないが武器がなくなっていくからさっさと終わらせよう。その闇魔法とやらは全力できらなければあぶなそうだからね」


 コープスの攻撃に耐えきれる武器がないか。でもこの前は敵の首をきっても武器は折れてなかったし砕けてもいなかったじゃないか。


「カスマ。あの時私は手加減していたから武器は折れなかったんです。全力でやれば今同様砕け散るか折れていました」


 あの時あんな速攻でやっていたのに全力じゃないなんて。流石は天才と呼ばれるだけはある。


「バカナ、バカナバカナバカナ!ニンゲンフゼイニィィィィィィ!」

「ミナキ。ナイフを貸してください。後で買って返しますので」


 コープスはミナキに言うとミナキは


「返さなくても大丈夫なの!思う存分使うといいなの!」

「ふふ。ありがとうございます。では軽く奴を殺してやります」


 コープスは笑いながら黒い腕の男に言うと黒い腕の男はぶちぎれて


「ナメルナヨ!ニンゲンフゼイ、ガァ!」


 黒い腕の男は黒い腕だけでなく全身を黒いオーラで包み、器であるナイブの体から本体なのかはわからないが背中に羽が生えた全身黒い魔物のようなやつが現れた。

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