第34話 魔族
「オロカニモワレラマゾクニサカラウカトウシュゾクノニンゲンガアマリチョウシニノリスギルデナイゾ」
「あなたは魔族だったんですか。でしたら闇魔法を使えてもおかしくはありませんね。ですがあなた如きでは私には勝てません。さ、いけどりにしてやりますからさっさときなさい」
「ヌカセニンゲン!コロスコトヲキメルノモ、イケドリヲキメルノモワレラマゾクノトッケンダ!」
黒い魔族のやつはコープスに近づき、攻撃するがコープスは黒い魔族の攻撃を避け、逆にナイフで黒い魔族の羽を2本とも斬り落とす。
「ガァァァ!」
「この程度とは弱すぎだよ黒い魔族くん。君ではまだ私の相手をするには早かったようだ」
「コノワレガ、カトウナニンゲンゴトキニ、ニンゲンゴトキニィ!」
「さっきから同じことばかり言って。壊れた機械ですか。とどめです」
コープスは黒い魔族の胸部にナイフを突き刺したあとその刺したナイフに
「雷魔法、ライトニング!」
コープスが放った雷魔法は黒い魔族の体をさらに黒こげにし黒い魔族は動かなくなった。
「初級の雷魔法で倒せるなんて案外魔族も楽勝ですね。カスマ、ミナキ。進みますよ」
コープスが俺たちにいい、俺たちは今度は商店街エリアの路地裏あたりを調べると俺たちの前にまたしても体に黒いオーラをまとった男が近づいてきた。
「よう。1匹やったくらいでおいら達に勝ったと思うなよ。ナイデはおいら達アークル会の末端も末端。このおいら、ベーシ・スルトには簡単に勝てるとは思わないで」
ベーシと名乗った男が言うとミナキは俺たちの前に出て
「残念なの。あなたはミナキ達と戦う前にミナキの不幸で死んじゃうの。かわいそうなひとなの」
ミナキはベーシに言うとベーシは「え?」と言うとベーシの頭上に大きな屋根の破片が落ちてくる。
「これがミナキが呼び寄せる不幸なの。さようならなの」
「ふ、ふふ。おいらもなめられたもんだ」
ベーシは黒いオーラを頭上に放つと黒いオーラが落ちてきた屋根に当たった瞬間黒いオーラは大きな屋根を自身のオーラの中に取り込んでいた。
「な、なんなの!気持ち悪いなの!」
「気持ち悪い?失礼な。素晴らしき力の間違いだよ。おいらが与えられた黒いオーラの力は取り込む力。このオーラに触れたものはくわれんだぜ。これがおいらがあの方より頂いた力!これでお前達も取り込んで」
ベーシは俺たちにしゃべっている間にコープスが
「火魔法・ファイアタワー!」
ベーシを中心に地面から炎の柱が出現しベーシの体を消し炭にした。
「す、すごいの!ミナキの不幸をなんともしなかったやつを簡単に倒したの!」
ミナキはかなり興奮気味にコープスを褒めていた。
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