第14話 パーティー結成 2
試験かー。絶対俺1人じゃクリアできないよな多分。俺ずっとFランクなのかな。
「どんな人でもDランクくらいにまではなれるからさ。頑張ってくれ」
Dランクまでは何とかあがれそうなのか。それは良かった。少し安心した。
「次に道具袋だけどこれはかなり便利。大体30個くらいまでならなんでも収納できる。30以上袋の上限を増やしたいなら中央都市の商業エリアにいる魔法技師に改造を頼むといい。お金があれば多分してくれるとおもう」
ふむふむ。道具袋の上限を上げるには商業エリアにいる魔法技師に頼めばいいんだな。
俺とコープスが話している間に受付嬢は剣を持ってきて俺に渡してくれる。
「どうぞ。カスマさん。それでは今日から冒険者として頑張ってください。あ、申し訳ありません。道具袋などの使い方は」
「それは私が教えたので大丈夫だ」
コープスは受付嬢に言うと受付嬢は「本当に助かります」とコープスに頭を下げた。
「それじゃこれからどうする?」
「どうするも何も依頼を受けに行こう。それでカスマの身なりを整えよう。商業エリアの装備は高いが中央エリアの装備はそこまで高くはない。だから依頼を受けてお金を貯めよう」
コープスが俺に言うとコープスは俺に依頼の紙が貼ってある場所にまで案内してくれる。
「ここに依頼のあるボードがあってここから好きな奴を選ぶといいよ。採取、討伐、あとは中央都市の住民の手助けとか。カスマの受けたいやつを受けるといい」
コープスが俺に言うと俺は依頼を見渡しどれにしようか悩む。うーん。どうしようかな。討伐は難しいだろうし採取が無難なんだろうけどなぁ
「私に気を遣わないでカスマが受けたいやつを受けるといいから」
「ああ。ありがとうコープスさん。手伝ってくれるだけありがたいよ」
「手伝うんじゃないよ。一緒のパーティー。仲間だからたすけあいさ」
コープスが俺に言う。コープスさんは本当にいいやつだな。それに報いるためにもいい依頼を探さないと・・・。ん?これは
「これにするよ」
俺はボードについていた依頼の紙をとってコープスに見せるとコープスは表情こそ変わってないが口もとだけ嬉しそうな感じで
「やはり私の目にくるいはなかったよ。君を選んでよかったカスマ」
「そんなことないよ。困っているひとがいるなら助けるのが冒険者じゃないの、か?違うのか?」
「それは人それぞれによると思う。とりあえずその依頼の紙を受付嬢に見せて依頼を受けに行こう」
俺はコープスに言われ依頼の紙を受付嬢に見せると受付嬢はかなりありがたそうな顔をしていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます