第7話 天才
俺がバルンに気絶させられて何分経った頃だろうか。俺は意識を取り戻すと俺は縄で体を縛られていた。
「よう。起きたかゴミ野郎」
ゴミ野郎はてめぇだろうがと言いたいところだが今は口をテープで防がれてるしそれにそんな下品な言葉をあまり口に出したくはない。本当だぞ?
「んー!んん!」
「暴れんじゃないよゴミ野郎。いいかよく聞け。まずお前目の前を見ろ」
バルンに言われ俺は顔をあげて目の前を見るとそこには洞窟が広がっていた。
「ここはガイゼンの草原の中の中間あたりにある洞窟だ。ここにはよ。Bランク冒険者でも下手すればしぬような魔物がたくさんいる。僕はそんな場所の入り口にお前を置いて行く。ギルドにはお前は馬鹿な真似をして死んだと報告しておくよ。せいぜい頑張りたまえ。運が良ければ2度と会わないようになー」
それは俺のセリフだ!と思いながらもバルンのやつはマジで帰っていく。くそ!やばい!早くどうにかしないと魔物が洞窟から出てきてしまう!それに草原にも魔物がいるはず。こんな手足が縛られた状態でいたら助かる確率はほぼない。どうにかしないと!
俺は縄をどうにかできないかと洞窟の入り口でもがきまくってたらやがて俺は黒い狼の魔物に囲まれていた。やばい。これ俺死んだんじゃ・・・。
俺はもうダメだと思って目をつむると俺の前に冒険者のような男が現れる。男は首にスカーフを巻いており見た目は普通、両手には剣を持っており下は黒い長ズボンを履いていた。
男は俺の目の前でバッサバッサと黒い狼達を殺していく。苦戦していない。1人だというのに圧倒的だ・・・。
数十分後黒い狼の群れは全ぶ死体になり、黒い狼を殺した男は
「・・・大丈夫、か?」
俺の前に現れた男は俺の口からテープを外した後に縄を解いてから俺に聞く。
「ありがとうございます。助かりました。あなたのお名前は?」
「私はコープス。コープス・エラン。君は?」
「俺はカスマ・タベといいます。今回は助けてくれて本当にありがとうございます」
俺はコープスさんにお礼を言うと
「気にしなくていいよ。私は私のやるべきことをしただけだから。それじゃガイゼンに帰ろうか。君はガイゼンに行くのであっているよね?」
「は、はい。あ、でも俺ギルドの試験で薬草を集めないと」
「そうなのかい。ならつきあうよ。さ、はじめてくれ。ちゃんとみてるから」
コープスは表情を崩さずに淡々と俺に言う。俺はコープスが言った後コープスに薬草を教えてもらいながら試験内容の薬草を5個数時間かけてゲットした!
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