第3話 中央都市
俺は城の外に追い出された後にアンブラル王国の城下でまずは身なりを整えるために服屋によると服屋の店員が
「おいてめぇ!そんな汚ねぇ身なりで俺の服屋に入るんじゃねぇよ!」
「がはっ!」
俺は腹部を蹴られ店から追い出されたが俺は服屋の店員に
「ま、て。店主、おれは、もと第一王子の」
「は?何言ってやがる。第一王子のカスマ・アンブラルは勇者パーティーの高貴な魔法使いであるサラサに手を出したクズ野郎だ。そんなやつに売る商品なんてないね」
「店主、お前、までそんなこと。俺と店主、は仲良しではないのか」
今俺が立ち寄っている服屋は俺が融資し、更には店の貢献にもかなり力を入れた。潰れかけていたこの服屋を店主と共にどのような服が売れるかなどの試行錯誤をしやっとことで店が軌道にのり、今この店はアンブラル王国一の服屋と呼ばれるほどの服屋にまで成長した。ここの店主とは酒場でも語りあったくらいに仲がよかった。だからここの店主なら俺を信用してくれると、助けてくれると思っていた。だが
「カスマには確かに感謝はしてる。感謝だけな。おまえのような平凡野郎の知恵をかりなきゃいけないのがどれだけストレスだったか。お前にそれがわかるか?え?俺が平凡やろうと同じレベルだと思われていたんだ。この一流の服屋にまでのぼりつめたこの俺がだ!」
「それ、は、俺と一緒に、考えて、アイディアを」
「黙れ平凡!てめぇはとっととこのアンブラル王国から消えろ!でないと殺すぞおら!俺と関わったことを話したりでもしたらてめぇを俺が殺してやるよ!言っておくがこの王国の城下にはてめぇの味方なんざ誰もいねぇ。さっさとでてくんだな!」
服屋の店主はそれだけ言った後俺に最後に唾をとばして店に戻っていく。
俺の、俺が今まで民にしてきたことはなんだ?王国をよくし、みなのために俺は今まで行動したというのにこの王国には俺を助けてくれるやつは誰もいないのか。俺の今までの人生は一体なんだったんだ?
俺はゆっくり歩きながら王国から出ようとするが俺が王国から出る道中皆俺に石を投げたりゴミを投げたり罵倒したりとまさに地獄だった。
俺はアンブラル王国から出て、アンブラル王国を出て1日くらいかかる中央都市、ガイゼンへ向かう。ご飯を何も食べないわけにもいかないのでとりあえずは道中で生えていた草などを無理矢理口に放り込んで空腹をだましだましで動き、なんとかガイゼンにはついたが俺はガイゼンが見えたところで安心したのか意識を失った。
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