◇ひと休み◇
気がつくと10万文字をとっくにオーバーしていたのでここでおさらい。
(ヒロイン)
ニィナ・オースティン⋯⋯もうすぐ16歳
オースティン伯爵令嬢。兄を持つ。
プラチナブロンドと菫色の瞳。
贅沢三昧の母親と母親を甘やかす父親が領地の経営状態を悪化。政略結婚することになるが、相手はまだ決まっていない。候補者はふたりで、どちらも選んでもいいと言われている。
社交界では16でデビュタントというデビューをする。そのための資金援助をウェーザーとライオネスから申し出られている。
(中の人)
新名美幸⋯⋯こっちの世界の人、アラサー
こっちの世界で不慮の事故で亡くなったらしい。気が付くとニィナの中にいた。
こっちの世界では経理バリバリだったので、その知識でニィナを助けてあげたいなと思っているが、表に出てくるのはたまに。ニィナに入ったことでこの世界の文字も読めるように。それまでニィナが勉強してこなかった知識のサポートをしている。普段はニィナと混ざった状態。
(婚約者候補1)
ガーラント・ウェーザー⋯⋯24くらい
次期ウェーザー侯爵。銀色の長髪と青い瞳の美しい容姿を持つ男性で、社交界のアイス・プリンスの異名を持つ。やさしくて紳士的。だが情熱的な一面も時には見せる。
音楽が趣味で特にバイオリンが得意。優男に見えるが、特に目立った特産品などのない領地を工夫をして改良している。
実はヴェーザー家の長子ではなく、側室の子供であるため爵位を継ぐことに抵抗を感じている。母親を早くに亡くした。
森と湖に囲まれたオースティン領近くの静かな城に住んでいる。
(婚約者候補2)
ヒューズ・ライオネス伯爵⋯⋯25、6
父を亡くしているので伯爵位。
燃えるような赤毛とブラウンの瞳、しっかりした体躯を持つ一見、体育会系だけど、実はできる領主。
海辺に細長い領地は攻め込まれやすいので、外交と貿易を巧みに行い領地を経営している。
面倒みがよく、頭が良く、行動力がある。いつも仕事で領地のあちこちを駆け回っている。頼もしい大人の男性。『フランクの会』会長。
※『フランクの会』は身分を越えてフランクに付き合おうという趣旨の会。ヒューズ、ニィナ、ロシナンテ、殿下、キャロルなど総勢が何人なのかは不明。
(ニィナの付き人)
ロシナンテ⋯⋯20+α
ロバの半獣。両手だけ人間と同じ。ダークブラウンの丸い瞳をしている。
「半獣は半獣ですから」が口癖。
幼い頃に、もっと幼いニィナの遊び相手としてオースティン伯爵にどこかから連れてこられた。今では城の者たちに一目置かれてるやり手。礼儀正しく仕事もできる。ニィナには礼節を尽くしている。
が!! ロシナンテの秘密は本編を読んでください。ここだけ読んでもわかりません。
ニィナに想いを寄せているような⋯⋯怪しい?
(殿下)
レイモンド・ダイ=セイクレッド⋯⋯22
皇太子殿下。金髪に、珍しい赤い瞳をしている。端正な顔立ち。どこか繊細な、不安定な感じの人。言いかえるとまだ少し幼いところがある。
ニィナがどこにいてもいきなり現れる。ストーカーではない。特にバルコニーからの登場が多く、恐ろしい距離、馬を走らせてやって来るらしい。
剣術が得意。甘い囁きも得意。
嘘か本当か、ニィナに想いを寄せているらしい。
母親がホーネット公爵家の出で、殿下も公爵領にいることが多いらしい。
思うところがあるらしく、腹心の部下を募集中。
(侍女1)
アン
ニィナの付き人。同世代でどこにでもついていく。
赤毛でそばかすがある容姿を気にしていて、ニィナをうらやましく思っているが、ニィナのことは大好き。ニィナにとって唯一の身近な同世代の女性なので、付き人だけど親しい。
(侍女2)
リリィ
たまにしか出てこないけど、アンより少し年上のしっかりした侍女。ほかの侍女の監督もしているのではないかと思われる。
常識的でしっかりしている。
(乳母)
マーサ
ニィナの乳母だが城から追いやられていたところ、管理する者のいないライオネス領近くの館の管理をロシナンテから頼まれていた。
ニィナと再会したことをとても喜ぶ。暖かい人柄。
(家庭教師1)
アダムス教授
ヒューズに紹介されて、ニィナの教師になるためオースティンにやって来た。専門は政治歴史。
王都のアカデミーで学者、教師をしていたため、王都、王宮の事情に詳しい。
殿下もニィナの兄も彼の不肖の弟子。
温厚でニィナにもやさしい。
ウェーザー出身で、妹はまだウェーザーに住んでいる。葡萄がすき。
(家庭教師2)
キャロル・ベリー
ヒューズに紹介されてライオネスからやって来た。
元平民の男爵夫人。普段はライオネスの領地経営を手伝っている。ヒューズの苦手なパーティーの企画、開催などを主に担当。話好きでお喋りは長いが面白い人。
ヒューズ曰く、元平民だが気品がありデキル女。
(家庭教師3?)
リゲル
ヒューズの紹介で王都からやって来た。経理を担当していたらしい。
予算や帳簿関係などに詳しく、この世では経理の得意だった新名にはわからない、こっちの世界での経理を教えてくれる。そう考えると貴重な存在だが、モブっぽいのは否めない。
(執事)
トーマス
オースティン家執事だけど、ロシナンテに一目置いているので、裏方のことが多い。あまり出てこないけど仕事はしている。少し気弱かもしれない。
(庭師)
ジャック
ニィナの個人的な庭園の手入れを主に仕事にしている。が、ニィナの見たところ、仕事に見合わない給金しかもらっていないようだが、それがわかっているのかいないのか、よく働く。人が良い。
(財務長官)
ロジャー男爵
二重帳簿をつけるなどして、自分の懐に領地の金が入るように細工している。悪役。
娘はナンシー。ニィナと同世代で父の権力をかさに幅をきかせてる。
(兄)
ウィルヘルム・オースティン⋯⋯20+α
ニィナの兄。次期オースティン伯爵。
王都の学校を卒業したが、王宮の官僚になりたくて王都からなかなか帰ってこないため、年の離れたニィナとはあまり一緒に過ごしたことがない。そのためあまり一緒の時間を過ごしていないからこそ、ニィナにある意味やさしい。
殿下の側近の座を狙っているので、妹を殿下に嫁がせたらいいと思っている。
かわいそうだが、みんなにあまり良く思われていない。
(父、母)
オースティン伯爵、伯爵夫人バネッサ
夫人が経済感覚のない人で、贅沢三昧をしたためオースティン領の財政が傾いたとされている。伯爵は夫人の贅沢がわかっているが窘めることはない。
実際は財政が破綻しかけているのは夫人の贅沢のためではなく、官僚の腐敗なども原因。
(服屋)
マリアンヌ
毎回、伯爵夫人に贅沢なドレスを買わせる。ドレス、装飾品に留まらず、最近の流行について夫人に吹き込み、夫人の購買意欲を高めていた。
実は領地内の店舗から来ているのに、王都の店舗から来ているように請求書に出張費をドレス1着ごとに載せていたことが判明。お払い箱となる。
(商人)
ジャイロ
爵位を貰えなかったため、商人になった男。
そのやり口は汚く、相手を品定めして高いものをあれこれ売りつけていく。あくまで商品の価値は値段であり、客のニーズや趣味などは二の次で悪評も高い。
(ライオネスの経理)
ランズ
ライオネスの経理担当。ライオネスの財政管理の仕方を教えてくれる。チョイ役。
(ライオネスの騎士)
ロナルド
ニィナがライオネスからオースティンに帰る際、護衛につけてくれた騎士のひとり。チョイ役。
(ライオネス伯爵の従姉妹)
ルシアン・ロッソ⋯⋯24くらい
ヒューズの従姉妹。兄妹のような存在らしくふたりは仲がいいようだ。腕を組んで散歩するルシアンとヒューズを見てニィナは疑ったが、ランズにふたりの関係を説明され、心配する必要はないと言われた。赤みがかったブロンドで、背が高い。
(公爵令嬢)⋯⋯16以上
アイリス・ホーネット
ホーネット公爵令嬢。殿下の従姉妹にあたる。
正式ではないが、周りからは次期皇太子妃になると思われている。
ニィナはまだ会ったことはないので、どんな人か謎。
(ウェーザー侯爵)
名前はまだない。夫人はアデレード。
これといった目ぼしい資源に乏しい領土を豊かにするため、オースティンと婚姻関係になることで利を得ようとしている。ニィナを呼びつけ、品定めする感じの悪い領主。
ウェーザー領では半獣は禁止されているが、それを決めたのもこの侯爵。
(ガーラントの母)
名前はまだない。
ウェーザー侯爵の側室だった。ガーラントに似た銀髪碧眼の美女で、侯爵の寵愛を受けたため、それを憎んだ本妻アデレードにより毒殺されたと言われている。
(ガーラントの兄)
エドモンド
外見は父親と瓜二つ、性格もよく似ているガーラントの兄。弟に爵位を奪われたことを不服に思っている。
(ガーラントの親族)
リリアナ
ガーラントの一族の若い娘。やさしく美しいガーラントに憧れていて、自分がいつかガーラントに選ばれると夢見ていた。ガーラントにその夢ははっきり否定されてしまう。
(ホーネット公爵夫人)
名前はまだない。
公爵家として貴族をまとめるべく、様々な催しを開催。
殿下とニィナは公爵家の夫人主催パーティーで知り合った。
デビュタント前後の若者たちのためのパーティー、令嬢たちのアフタヌーンティーなど活動は多様。
(皇帝陛下)
アルフレッド・ロラン=セイクレッド皇帝陛下、リディア妃殿下
レイモンド殿下の父君、母君。レイモンドのことをかわいがっている。
慈愛に満ちた皇帝。近隣諸国と戦争を起こすこともない賢帝。
(ユージーン)
前皇帝陛下の落胤。母親は北部の民の出の占い師。
平民だったため、自分の子供の未来を心配して⋯⋯。
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全部これで上がったでしょうか?
年齢がね、きっかりとは決めてなくてぼんやりなんです。
殿下、ウィルヘルム<ガーラント<ヒューズ
な感じ?
ロシナンテは殿下よりは年上だけど、すごく上ではない設定。
気軽に始めた物語ですが、現代ものよりどんどん登場人物が増えて作者もわけがわからなくなった模様。爵位などの格差社会なので、その周囲にいろんな階級の人がいるわけで、どんどん人が増えました。結構、困ってるけどこれからも増えるに違いない。
というわけでこの先、話はデビュタントにとうとう進みますが、ニィナの恋は、婚約はどうなるのか、ロシナンテは?
手探りではありますが、一応最後まで書いてみようと思います。
正直、現代ものより難しいです。なかなか思うように⋯⋯ほかの方が書くように書けないなぁと。あんまりお堅いのはダメかなーと思いつつ、自分は変われないので⋯⋯。
ではよろしければ続きをお楽しみください。
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