5話
「でもなぁ、『
「あぁ、あの人はSATのトップになるぐらいの人だからな。そりゃそのくらいの実力はあるよ。いやぁーすごいよな……同じ実力の『
男女問わずには優しく接しているが、みんなからウザがられている。
罵倒として『ダンディ厨二病』と呼んでいる人もいたりいなかったり。
そんな
つばきは少し感情を入れ混じりながら。
「えぇ! そうよね
「まぁまぁ」と
「でも気持ちわかるぞ、俺もあいつ嫌いだからな。大体みんな呼び捨てだろ? そう言うことさ、実力は確かだけど」
「でもね、何でもかんでも口説けばいいってもんじゃないわよ。私もあんなキザなセリフ聞いただけで鳥肌から北京ダック作れそうだわ」
「なかなか独特な表現だね」聞いていた
「なんか
二人は
「楽しいわね。でも別の話題で楽しもう? 流石に
3人は小さな青春を
平和の象徴である鳩でさえ喜ぶような平穏な時間。
とても幸せそうだ。
しかし、学園を遠目から見ていた数十人の男女達。
服には
メンバー内では通称
動きやすく血のように赤い胸元を開いたドレスを着ている女性はテロリストのボスに話しかける。
「
その女性の名前はW・AのNo3『
顔立ちはモデルも嫉妬するほどの美形でスタイルも良く、胸元には小さなほくろがついている。足もスラッとしていて、まるで痩せたカモシカのようだ。
龍康殿とは本名『
上品な
「ふむ、晴れ舞台にしたら、この獲物は不作の仔羊にすぎないが……」
「ですがこの学校は金持ちで有名な私立校。これを逃しては我々が餓死してしまいます」
「そうですね。結局見つけられず、仲間同士で食い合うのは痛手。我々にとっては不作でも
と龍康殿は少し考え。
「みなさん、痩せた生贄は好きですか? 私は大いに結構」
と髭をさわり、少し笑いながら言う。
そしてW・Aのメンバー達は答えるかのように
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