応援コメント

第2話「最前線」」への応援コメント

  • 「しばらく天を仰いだまま目を瞑り、内から湧き起こる絶望感に耐える。」
    ↑ この部分、面白くて笑ってしまいました(≧▽≦)!
    若かりし日のハーヴェンは、思慮深くて怖がりな青年だったのですね。
    行きたかったはずのトイレを我慢してしまうかの如く(少し違う!)、イリスレイヤが善意から馬車に誘ってくれたのに何故か、
    「徒歩でなければ、意味がないので……」
    とか言って、ついついカッコつけちゃう。
    なるほど。こういう方を石頭と呼ぶのだなと、納得いたしました。

    「いまも神と勇者は対立せず、仲良く並び立っている」
    ↑ この部分、とても興味深かったです。

    リアルでいうと日本の寺と神社の歴史に、どこか似ているなあと感じたりもして。
    政治的な意図が反映されて、ある時期においては融合していたり、ある時期においては切り離されたり、内容すら大きく歪められていたり。
    誰が何をどのような意図で、『神』や『勇者』や『魔王』にしていったのか。
    ヘイルブルには〈贄池〉という恐ろしい場所もあるようで、隠された真実がそのうち出てきそうで、ワクワクしています。



    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    ハーヴェンのときめき物語第二話になりかけてしまいました。
    でも彼は神殿魔法兵——神官です。
    日本だったらお坊さんです。
    煩悩に負けてはいけません。
    リーベルではお堅い優等生キャラだったので、煩悩を与えた上で捨てる苦しみを体験してもらうという神(作者)の試練でした(笑)

    照れくさくて「徒歩でなければ——」と強がってみたものの、後から後悔がズゥーーーンという感じがして面白いかなと思いました。

    『日本の寺と神社の歴史に——』
    はい。
    そんな感じです。
    日本でも「本願寺〈勢〉が!」というときがありますよね。
    一つの勢力なのです。
    リーベルでも海の三賢者を祀っている霊廟〈勢〉と神殿〈勢〉の対立がありました。
    市民レベルではどちらもお参りに行きますが、勢力の上層部はほぼ没交流です。
    それだけに神と勇者が同居している環境は若いハーヴェンには新鮮な驚きでした。

    贄池はいろいろと楽しいことになりそうです……作者として(笑)

    次話もお楽しみに。