サウラント、政府本部編
第10話
3人はサウラントへ向かった。
ハル「サウラント、ねぇ、、、」
ヒナ「サウラントの気候は、ロードとそんなにかわらないわな」
ロイド「おーーーい!みんなーーーっ!!」
ハル、ヒナ「ロイドさんだ!」
ロイド「すまないが、作戦についてと、シン、お前に伝えないといけないこと、この2つを話そう。
3人はロイドに連れられて、何やらエグそうなところに行った。
ロイド「申し遅れたな。私は、世界政府総長、ロイドだ。」
ハル、シン「えぇぇぇぇ〜っ!?!」
ハル「そんなにえらい人なん?うそやろ、、、」
ロイド「今から、お前らに伝えたいことがいくつかある。」
ロイド「まず、今まで騙していてすまなかった。私がシン、お前の実の父親だ。」
シン「えぇっ!?」
ロイド「私の本名はシュラーク・ロイド。シン、お前の本名はシュラーク・シンだ。」
ハル「シュラーク?遺跡に載ってなかったか?」
ロイド「順を追って説明しよう。4224年、政府は凶暴化した怪物たちを東に追いやった、と思っているかもしれんが、それは嘘だ。ジークのヌシを中心に、周りに集まってきた変異生物だ。人間はそれを利用しようとしたが、少しずつ凶暴化する変異生物たちが手に負えなくなり、怪物となっていったんだ。特にその母集団であるジークの怪物たちは、段違いに強く進化していった。4228年、それに立ち向かったのが、狩人たちだった。その中でも最強と謳われていたのは、シュラーク・カリア、お前の母だ。カリアは、お前と同じ、時空を変える能力を持っていた。ただ、カリアはあと少しのところでジークのヌシに負けてしまったんだ。サウラントに、大穴があったのを見たか。」
ハル「いく道中で見たよ。リースの時と同じの。」
ロイド「私は、カリアとの約束を守るべく、シン、お前を担いで全力で逃げた。サウラントの大穴からロードに戻った時には、約800年経った、5010年だった。カリアの能力で、私たちだけを800年進ませたのだろう。800年経つと、時代は更に悪化していた。それから、シンを連れてここまで来ようと決意したんだ。」
ヒナ「なるほどねー、、、じゃーそのジークのヌシを倒す作戦っていうのはなんなの?」
ロイド「さっきも言った通り、あの怪物たちは、ジークのヌシを中心に集まったものたちだ。だから、ジークのヌシを倒せば、この時代は終わるんだ。我々政府軍がジークをロード側に追い詰める。ジークとロードの間には大きな壁があるが、ジークのヌシならこれを壊せる。君たちは、サウラントの大穴からロードに戻って、ジークのヌシが壁を壊したら攻撃するんだ」
シン「なるほどね〜、、、」
ロイド「これが失敗したら、政府は潰れる。つまり、この戦いに全て賭けられているんだ。
ハル「最終決戦ってわけか」
シン「ジークのヌシは俺が倒す!」
ロイド「とても血のつながりを感じるよ。
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