第8話「黒褐色の竜」
「ふ~、美味しかった~」
ラーメンを食べ終えたミアは
次はスイーツ店を探して街中を歩いていた。
すると前方から
男が叫びながら走って来た。
「みんなー!!!大変だー!!!
ドミグラスドラゴンが攻めてきたぞー!!!」
それを聞いたミアや他の住人達は驚きだした。
「なっ…!ドミグラスドラゴン!?」
~ドミグラスドラゴン~
体長:約1.85~1.9m
重さ:150~200kg
生態:黒褐色の色をしたドラゴン。
高い知性を持っており
人間語を理解し、話せる。
また、このドラゴンには
生まれつき武道家としての
DNAが刻み込まれており
3歳を過ぎたあたりから最強を求めて
様々な生物と戦う様になる。
それゆえに人里に来て
人間を襲ったりはするが
殺したりはしない。
そのため人間も彼らを殺したりはしない…が
非常に迷惑な話である。
生息地:様々な地域の森の中の木造住宅。
(玄関の扉にドミグラスと書かれているので
すぐにわかる。)
戦術:個体によりまちまちだが
主に空手を主体として戦う。
また、近年では一族達の間で
グレイシー柔術ならぬ
「ドミグラス柔術」を開発した。
「…最強を求めてこの街に来たってワケか…
迷惑なヤツめ…」
ミアはそう呟くと
ドミグラスの知らせをしに来た男に
居場所を聞く。
「ねぇ、ドミグラスはどこにいるの?」
「街の中心地の広場だよ
今そこで数人の男達と戦ってる」
それを聞いたミアは
広場へと走って向かって行った。
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