其ノ二十一 襦袢
一方、川原から自宅の方角に煙の筋が上がって居るのにお気付きになられた安子様は、
「わあゝん、おかあたま! おかあたまあ!」
と、小さい
「ああ、大変な事に。火が、火が薪に!」
安子様は、焚き付けの薪の上に、落ちた
「
安子様は
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