其ノ十八 次の間
「誠にかたじけのう、有難う御座います。花ちゃん、よっちゃんのお母様の仰る事を良く聞いて、良い子にして居るのですよ。」
安子様はそう仰って花子様を
幼いお子を見ながらでは、こうした物書きのようなちょっとした御作業も、きちんとやり遂げるのはなかなか容易な事では御座いません。こうした事はお子を産み育てる前の、若かった
「さて
安子様はそう仰って
「ああ、素晴らしい書き上がりで御座いますね。早速、私が
「それは良かった。ほっと致しました。では、
安子様は、書いている間も内心花子様のご様子が気になり、気が気では無かったので、矢も盾もたまらず、花子様が
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます