其ノ二十 応援歌
ようやっと御家族四人が揃い、
「太郎、
安子様が申し訳無さそうにこう仰ると、
「花子がこの様な事になってしまったのだから、仕方が有りません。お母様がご無理であれば、お父様は?」
「すまんな、太郎、
「分かりました。私は一人でも大丈夫です!」
と、から元気でお答えになると、御自身の残念なお気持ちを隠すかの様に、元気よく明日の
その歌を聴きながら安子様は、ああ、せっかく本日寺子屋で骨折って、この
「ところで太郎、本日、
と、安子様が
「ああそれね。実は私も
安子様は
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