其ノ二十六 柘榴
「分かりました。色々とかたじけのう御座います。」
安子様は、慌てながらも丁寧に
「さあ太郎、急ぎましょう。来た道は分かりますね。」
安子様は母親として気を確かに持たなければと御自分に言い聞かせ、
「お母様、大丈夫。
七つの
「くれぐれも御足元にはお気を付けになるのですよ。」
第四章に続く
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