第二十三首 一部屋に収まりきらない...
一部屋に収まりきらない寂しさを二等分するナイフがほしい
哀の短歌。
部屋に一人でいる時は世界と隔絶されたかのような寂しさを感じる。部屋いっぱいに満たされた寂しさを。
せめてここにもう一人、誰かいてくれたなら、部屋いっぱいの寂しさを二等分して持ち帰ってもらえるのに。寂しさを分かち合えるのに、という意図。
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