第九首 精神科海辺の宿...
精神科海辺の宿イチキュッパの食べ放題君の笑顔長門有希
とにかく「良い」とされているものを列挙してみようと思い至った末にできた短歌。
精神的に良いとされている「精神科」、なんとなく泊まりたい「海辺の宿」、安くて美味いにこしたことはない「イチキュッパの食べ放題」。「科学的な良さ」→「精神的な良さ」→「肉体的な良さ」と、「良さ」の種類がそれぞれ異なる。そして迎える次の良さこそ、自分の思う「良さ」の中でも最大級の良さ「君の笑顔長門有希」。
しかし当然長門有希オタクなので、長門有希が笑顔を浮かべることに対する解釈違いを孕むのだが、しかしのしかし、私と長門有希が対面し、何事かを成し、その結果長門有希が私に笑顔を投げかけてきたとしたら、「長門有希が笑顔を浮かべることは作品的に正しいか」という『解釈』の問題を離れ、ただ、「長門有希が私に笑顔を投げかけた」というその事実だけをとってきたのなら、これにまさる「良さ」はどこにもない。それは、「科学的な良さ」とも「精神的な良さ」とも「肉体的な良さ」とも違う、私における「最上の良さ」だ。
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