作家が語る深く熱く静かな「内側」

著作『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』を
怯えながらも楽しく読み進めている最中なのだが・・・

もうすぐ書店で手に取るのに!
待てぬ!
一気に読みたい!が、しかーし!
一気に読んでしまったら、発売日まで
ギリギリとした心境になるではないか!
葛藤である。


作家を目指す人も、「読む」ことが好きな人も
それ以外の人にもオススメしたい作家エッセイだ。

作者自身の「作品作りのノウハウ」の形で進む。
一件ただの「作家エッセイ」に見える。
創作活動をする全ての人が「参考」にしたい内容が盛りだくさん。

楽しく読める参考書的に思わせて
抑え込もうとする作者の熱い感情の機微が溢れ出ている。

作者はどれだけ悩んだことだろう。
筆舌しがたいほどの喜びを暴走させずにいられるのか。
読むたびに感情が揺さぶられるのだ。

穏やかに「読み物」として磨き上げられた筆致。
ああ、これがプロフェッショナルなのだなあ。

クールを装う情熱のライヴ。
多くの人に堪能して欲しい。









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