お役立ちツール回(有益度★★★★★)
書こう書こうと思ってすっかり忘れていたことがありまして。
思い出したこのタイミングで一気に書くことにしました。
今回は知らなかった人にとってはめちゃくちゃ良いものだと思うので、久々にCMが入ります。
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私のデビュー作が好評(かどうかは知らないですが)発売中です。
エッセイ結構役に立ったし、1冊くらいならいいよというお優しい方は是非買ってやってください。
『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』(KADOKAWA文芸単行本)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322210001442/
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はい、じゃあいきます。
以前、書籍化作業をする時に校正を紙とPDFでやったということを書きました。
紙は編集部から分厚い紙ゲラ、返送用封筒と宅配便の伝票が送られてきて、それに色ボールペンで書き込みをして、返送します。
校正記号については私は一応『校正記号の使い方』という書籍を一冊読みましたが、ネットで軽く調べる程度で大丈夫だと思います。
というのは、校正記号というのはJISで規定されたものでサイトによって全然違うということがないからです。
一応、参考までに凸版印刷が覚えておくべき校正記号一覧というのを出しているので貼っておきます。
https://solution.toppan.co.jp/creative/contents/TPO_column07.html
で、こっからがお役立ちパートです。
私はPDFでもらったゲラでも著者校正をしたわけですが、書籍のゲラに限らず、自作の推敲・校正もiPadとアップルペンシルでやっています。
さすがに紙とまったく同じというわけにはいかないですが、かなり紙に近い環境になりますし、一部紙よりもかなり優れた機能があり、公募に出す前の見直しなんかではかなりの力を発揮すると思っています。
で、今回の肝である超お役立ちアプリのご紹介なんですが、『GoodNotes』というアプリがあります。
こいつがかなりの優れものでして、アップルペンシルでワードでもPDFでも直で書き込みができるんですが、手書きだけじゃなくテキストボックスをつけてタイピングでメモも入れられますし、付箋をつけることができます。
なにより良いのが視認性が高いサムネイル表示ができるところなんですよね。
あれ? さっき「聞く」と「訊く」どっちに直したっけ? みたいなのを赤字入れたところに一瞬で飛べるんですね。
あとドロップボックス(っていうストレージサービスがあります。無料で使えます)と連携できて、PCで書いたデータをドロップボックスに放り込んでおけば、いちいち送ったりしなくてもすぐ開けます。
タブでデータを複数展開できるので、なにか思いついたりしたら、小説の原稿だけじゃなくて、メモを別データに同時に書いたりもできますね。
金額は980円ですが、私としてはゼロが一個多くても躊躇なく買いますね。そのくらい別格のアプリだと思います。
ただこれ唯一にして最大の弱点がありまして、iPad専用なんですよね。
Surfaceで使えたら執筆も校正も一台でいけるんですが……。
iPadも純正キーボードくっつけて書けないことはないんですけど、どうにも書くのは上手いこといかないですね。いっそiPhoneのがまだ書けます。
なので私の執筆環境としてはPC(word)で本文執筆→iPad(GoodNotes)で推敲・校正という流れになります。で、PCの横に赤字を入れたデータをiPadで表示しながら本文を直して、公募に出してました。
ちなみに素のiPadはツルツルでペン先滑るのでペーパーライクフィルムを貼るとかなり良い感じの書き味になります。
という小説の内容とは別の環境のお話でした。
ではでは。
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