最終選考に残った次の作品がヤバい(コラム)
最近、着手してる作品は過去に書いたもののリメイクというか、登場人物とベースの設定を引き継いだものなんですけど、元の作品も自己評価では結構上手く書けてたんですよね。なので再利用してみようかなと。
以前、カクヨムに一瞬だけ出していたSFミステリーで、3人の編集者がAIを使って小説を作って売り上げを競うっていう内容のものです。
出版社の描写は学生時代のバイト先のことを思い出したり、色々調べたりしながら書いていたんですが、今はわからないところは担当編集者さんに聞けばいいし、雑誌の対談で社屋も見てきたし、しっかり今にあわせたアップデートもできるなぁと。
これをガッツリホラーテイストにしてみようかなと。
こういうことはやったことないので、上手く仕上がるかわからないですが。
で、この作品を引っ張り出してくる際にいくつか封印した作品も目についたんですが、最終選考に残った次の作品っていうのが非常に良くないんですよね。
なんでかっていうと、最終選考に残った作品の自己模倣、劣化コピーでしかないからです。
下手とかではないんですけど。だからこそむしろ良くないなぁと。
無意識にちょっと寄っちゃうんですよね。
書いてる当時は前作を超えよう、超えたら次は受賞か拾い上げデビューでしょうという意識で書いていたはずなんですが、"上手くいったところは新作にも取り入れよう"とかしているうちに、なんか微妙なものに仕上がってしまうんですよね。
これの解決策はもう一本劣化コピーでもなんでも書ききって、ちゃんと最終まで残らず落ちて、小粒だとか書き慣れているけどギミックが弱いとか耳が痛い選評もらって、反省するしかない気がしますね。
ジャンルとか作風を変えて、書きたくもないもの書いても意味ないですし。
一作、この駄作を挟むとまた同じジャンルや似た設定でもまたちょっと趣が違う良い感じのものになったりしますね。
本当に意識とか向き合い方の問題な気がします。
すぐに前作の意識を断ち切って新作に向かえる人はすごいなと思います。
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