『迷子宮女は龍の御子のお気に入り』を読んだ&中華後宮ファンタジーについて(有益度★★★★)

 中華後宮ファンタジーっていうのもカクヨムに作品を載せるまで読んだことなかったんですよね。


『皇帝廟の花嫁探し~仮初後宮に迷い込んだ田舎娘は大人しく使用人を目指します~』

https://kakuyomu.jp/works/16817139554990458227


 この作品くらいしか読んだことなかったです。この作品面白かったですよ。田舎から出てきた素朴で力持ちの女の子が宮中で起こる毒殺未遂事件の謎を解いたり、イケメンに可愛がられたりっていうお話です。



 で、今回は人生で2作目の中華後宮ファンタジー『迷子宮女は龍の御子のお気に入り ~龍華国後宮事件帳~』を読みました。

https://www.kadokawa.co.jp/product/322210000351/


 先日、こちらのエッセイにコメントをくださった綾束 乙【あやつか きのと】先生の作品です。

 カバーイラストの女の子が可愛い!

 この作品は人の気――オーラ的なものが見える方向音痴でおっとりした女の子が主人公で、宮中で起こる連続宮女殺人事件を後宮の事件を追う官職のイケメンと解決するっていうお話ですね。

 面白かった。主人公はだいぶ抜けたところがあるんですけど、嫌味がないのと特技が有能なのでヒーローに好かれても納得感があるのがよかったです。

 超能力捜査系のミステリーなんですけど、伏線やどんでん返しがちゃんとしてて、お前が犯人だったのか!?ってビックリできましたし。


 あと衝撃だったのが宦官の設定なんですよねぇ。

 宦吏蟲っていうのを入れると一時的に男性機能を失って、宦官として宮中で仕事ができて辞める時に蟲を抜くことで再び男性機能を取り戻すという設定らしいんですね。

 なるほどなぁ。

 なるほどなぁ。

 そういう設定でちょっとマイルドにしているわけなんですねぇ。


 ともかくオススメです。



 しかし、まだ2作しか読んでないので、もうちょっと読んだら変わるのかわからないんですけど、ホントに登場人物の名前が全然読めないし覚えられないんですよね。

 あまりにも見慣れない漢字過ぎて。もっといっぱいルビがほしい……。

 何度最初の方に戻ったことか。

 中華後宮モノだとベーシックな名前だったり、よく出てくる漢字だったりするのかもよくわからないんですよね。

 読み慣れていないジャンル過ぎて。

 ちょっとまた機会があれば読んでみようかなと思います。

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