装丁の話(有益度★★★)

 明日くらいに『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』の装丁が公開できるとかできないとかということなので、装丁のお話をしようかなと。

 今日明日くらいがちょうど発売1か月前になるので区切りもいいよねってことで。


 まず装丁画はノーコピーライトガールの春先生という方です。


https://fromtheasia.com/category/illustration


https://twitter.com/nocopyrightgirl


 めっちゃ良いんですよね。女の子が可愛い。

 ちなみに春先生は今月末にKADOKAWAから画集が出ることになっていて、2か月連続刊行になります。

 担当編集者さんは知らなかったそうで本当に偶然なんですが。

 書店での売り場が違うので2冊並んで売られることはなさそうですが、ノーコピーライトガールファンの方が勢いで買ってくれないかなぁなんて期待しちゃいますね。


 で、装丁家の方なんですが、高柳雅人先生です。

 こちらも凄い方で森見登美彦先生の『夜は短し歩けよ乙女』とか冲方丁先生の『はなとゆめ』『麒麟児』、西尾維新先生の『掟上今日子の備忘録』、伊坂幸太郎先生『AX』など挙げたらキリがないくらいビッグタイトルを手掛けられています。

 そんな方にこの得体の知れないド新人のデビュー作の装丁をお引き受けいただけるとは……とんでもないぜ。


https://www.bird-graphics.com/?tag=%E9%AB%98%E6%9F%B3%E9%9B%85%E4%BA%BA


 最初の打ち合わせの時に装丁が好きなタイトルを幾つか挙げたんですが、それは高柳先生が手掛けられているので、せっかくだからオファーしてみましょうかっていう流れでお願いしていただけました。

 なんでも言うてみるもんですね。


 どういうイメージで小説書いたかとか好みとかも色々聞いていただきまして、こんなにリクエスト聞いてもらっていいのか?と思ったんですが、まぁ言うだけはタダやしなってことで別に採用されなくても何の文句もないですってスタンスでとりとめなくあれこれ言ったんですけど、かなり意見を尊重していただいてありがたかったです。


 ちなみに担当編集者さんに聞いたところ、ライトノベルと一般文芸ではけっこうやり方というか違うっぽいです。

 一般文芸はそもそも装丁画が必須ではないので、装丁家の方がイラストにするか写真にするか完全に文字だけにするかとかを小説を読んだ上で考えて案を出して、それを担当編集者さんと詰めて、絵を入れるならこの方にオファーしましょうとかっていうので決定するらしいんですが、ライトノベルは編集者さんがイラストレーターさんの候補を出してオファーして決まってからデザイナーさんにオファーするそうです。

 違うもんですね。


 早くお見せしたいなーと思っているんですが……明日出せるといいなぁ。

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