文庫と単行本(有益度★)
編集者さんに「この作品は単行本で出そうと思うんですよね」って言われたら、新人作家には「はい」or「Yes」しか選択肢は表示されないので、文庫と単行本どっちがどうでもあまり意味ないんですが、一応こういう感じっていうのは聞いたのでコラムのネタにすることにしました。
・文庫
→紙、加工、判型、本文フォーマットがレーベル固定でコスト負担が少ない代わりに沢山刷れるのでより多くの書店に置かれて、多くの人の手に取ってもらえる可能性が高い。
・単行本
→紙、加工、判型、本文フォーマットを編集者さん、装丁家さんが作品にあわせて一つ一つ選んでくれるので、リッチな造りになる。一方でコストは高くなるので高単価で初版部数は少なめ。
っていう感じですね。
私のデビュー作は単行本(四六判)なので後者です。
装丁家さんはそれこそ直木賞作家さんの作品やベストセラーを多数担当している超一流の方で恐れ多いんですが、担当さんにそういう方に任せようと思っていただけたことや、引き受けていただけたことは素直に嬉しいです。
個人的に一番カッコいいインテリアって本だと思っていて、自分の本を本棚に並べるなら単行本の方がいいなぁと思っていたので運はよかったのかなと。
別に文庫でもありがたいですけどね。
(単行本は万が一そこそこ売れたら文庫化するセカンドチャンスが与えられるので、文庫にもなったらいいなという気持ちがないとは言いませんが、まぁそこにはそんなに期待はしてないです)
さて急にクイズですが、作家サイドで単行本か文庫か選択できるパターンもあります。それはどういうケースでしょうか?
Ans.文庫レーベルと単行本レーベルから同時に書籍化オファーが来た時。
投稿サイト上位のライトノベルでは割とよくありそうですが、ホラー、SF、ミステリーで細々やっている公募メインの私はそういうケースに遭遇することはなさそうです。
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