第5話『飯食って風呂入って……おぉ!?』
「ふぅ……。もう寝ろよ!」
「「「……」」」
やりすぎたかな……。一応威力は落としたけど、三人ともひっくり返っちゃったよ。まぁ飯までのいい運動になったからいいか。
「おい飯食うから行くぞ。叔母さんの飯は旨いんだ!」
「そ、そうっすか……」
「死ぬかと思ったデス……」
「ん……」
と言う訳で三人を引き連れ、民宿あるあるのテーブル席に到着。相変わらず人がいない。何ならあの三人以外、客来ていない。場所が悪いからか?それとも見た目?少なくとも飯だけは文句言わせねぇからな。
「今日のメニューは?」
「色々だね!まぁまぁ食べな!」
米とおかず、そして味噌汁とサラダとおかず……。日本の飯と言えば!と言う感じの飯だ。ちなおかずは、チキンカツとチキン南蛮。……チキンが被ってるねぇ……。しかし旨い!そんな事は些細な問題なのだ!結局旨ければいいんだよ!
「お、旨いっすね!」
「デスね!」
「……ん」(もきゅもきゅ)
どうやら三人にも好評、絶賛!らしい。良かった良かった。まぁ飯はいつでも旨いからな。うん。それはそうと風呂だが……。
「叔母……、『
「おう、もっと食っていいんだぞ?」
「いや三杯もコメ食ったら流石に満腹ですよ。じゃあ風呂入ってきますね!」
と言う訳で風呂に到着……。俺が掃除してます。叔母さんもやってるけど、基本は俺。これに関しては、自主的にやってるから。流石に何もせず居候するってのは、俺には耐えられないし……。
「ふぅ……。一応客扱いだからか、外の大浴場が解放されてるな」
普段は室内浴場のみなんだが、今日はあいつらが来てるからか、外にある露天風呂が解放されてやがる。まぁ入るか……。たまには楽しんでみるとするかな。っとその前に……。
「サウナサウナ」
俺の楽しみ、サウナ!そう、民宿なのにあるんだここには!……結構なガチサウナ。セルフロウリュ可能な最大百度まで出せるサウナ。これに入って汗を流すのがいつものルーティンなんだ……。人いないから水風呂に頭まで入れるしな!
「よし、じゃあ露天行くか!」
「そうっすね先輩!」
「行きマース!」
「……ん」
おや、聞きなれた声が。はてここは男湯のはずなんだけど……。女湯から声が聞こえる訳が無いし、まさかいる訳が無いよね、いる訳……。
「あぁいる!?」
「なんすか先輩、そんなに驚いて」
「ここ男湯だからな!?」
「オバ……恋歌サンに聞いたらこっちに入れって言われマシた!」
「お前らは大丈夫なの!?」
「……他の奴ならともかく、先輩なら。……むしろもっと見てほしい」
クッ!倫理観がゆるゆるじゃないか!これは由々しき事態と言っても過言じゃねぇ!何せタオル巻いてるとは言えほぼ裸だ!思わず俺のムスコが!反り立つ!
「俺サウナに行くからな!」
ぐうっ熱い!だが今はこれがいい!
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