かぶまるさんのPF作成の誤解について
【石破ショック】新NISA民絶望へ!円高進行で悲鳴が止まらない【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=Rsi2TS6b6A8
動画の後半で妖夢がPF(案)を公開。
SP500 5割
日経平均 3割
債権 1割
金地金 1割
為替変動リスクを殺すために日経平均を買うと書いているが……
【全くの誤解だ】日経平均を構成する銘柄数は225社あるが、そのうちの
時価総額の大半を占めるのが外需系企業。ファストリ、ソフバンG(海外新興株への投資)、ダイキン、キーエンスなどである。
日経平均は円安にあると上がり、円高になると下がるので
為替に関する値動きはSP500と大差がない。
為替リスクを低減するのなら内需系企業の株を買うか、Jリートを買うべきだ。
動画で妖夢は全世界の経済の恩恵を……と話しているが、このPF作成案では日米の株しかない。ドイツ、中国、香港、タイ、インドなどに分散されてない。
次の時代を担うのは中国とインドであることは明白だろう。
特に米国の衰退を全く意識してない姿に驚く。
また債券や金地金に為替ヘッジをつける旨の説明がない。まさかとは思うが、
米ドルに為替両替した後、米国口座で買い付けるのだろか?
だとしたら為替のヘッジは付けられない仕組みとなっているはずだ。
金も債券もヘッジをつけないのなら円高で下がる。
もう一つ問題がある。なぜか米ドルと日本円にしか為替を分散してない。
金地金のETFはドル建てが基本だし、彼は債権に関してはよく米国債の話をしてるから、社債やモーゲージ債は含まれてない可能性がある。
借りに含まれていたとしても、信用格付けの高い豪ドル債。ドイツ債などに分散した方がより為替リスクを低減さることができる。また不動産にしてもJリートのみならず、米国や豪州のリートにも幅広く分散するべきだろう。
世の中には「分散したつもり」になってる投資家が多いように思える。
筆者の「世界分散型」「リスク低減型ETF」blackさんの「インカム」のようにあらゆる地域に分散してるPFは、実際にあった8/5のショックでも大して株価が下がらない実験結果も明らかになっている。かぶまるさんの案では大きな株安のショックで資産が額が大幅に下がってしまい、投資家は激しいショックを受けるだろう。
(*´ω`)そもそもだね…
「指数を買って分散効果」とは何か?
ほとんど分散になってない。指数とは、インデックスのこと。
その国の主要な株価指数は、必ず時価総額の大きな銘柄が大半を占めている。
日経平均株価は、外需系企業そのものと言い切っていい。
しかも製造業の割合が銘柄が大きい。
「分散」とは、個別銘柄を適宜に組み入れることを指す。
筆者の「世界分散型」では日本株の割合が大半を占めるが、その企業が持つ固定資産について注目している。固定資産の価値が企業の株価の騰落に大きく影響する。
海運企業は、国内に多数の湾口、大量の船舶を持つ。
総合商社は、アフリカ沿岸、豪州、南米に資源の権益を持つ。
住友金属鉱山、三菱マテリアル、INPEXも上に同じ。
以上は為替によって価値が変動する。戦争や災害が起きると暴騰する。
イオンリートは、日本中のイオンモールの土地を持っている。
三菱と三井の物流リートは、それぞれの物流インフラ(倉庫)を持っている。
インフラファンドは、日本の地方の山々に電力インフラを持っている。
セブンアイは、日本中のセブンを、セブン銀行はATMを持つ。
ゆうちょは、全国に7万を超えるATMを持つ。個別に販売店を持つ。
以上は為替によって価値が変動しない。戦争や災害が起きても必要とされる。
只今示した組み合わせは、円安と円高の影響を相殺することを意味している。
それぞれの銘柄の動きの違いは、急激な円高となった石破ショックの日でも実証されている。利上げ懸念でリートは下げるが、銀行の株は上がる。
指数は、景気に連動して株価が動く。
個別株は、違う。景気に関係のない商品を製造、販売するメーカーがそうだ。
JTは、タバコを製造する。医薬品と冷凍食品も作る。
アサヒは、ビールや飲料、健康食品を作る。
アステラス製薬は、重病患者向けの薬を製造する。
セブンの価値は、単なるお店を通り越して日本のインフラである。
ソフトバンクのヤフー、ライン、ペイペイは通信と金融のインフラである。
NTTのブロードバンド、通信インフラは国内で圧倒的なシェアである。
なくてはならないものを提供している企業の配当は、
あのリーマンショックや東日本大震災のの時でさえ減配をしなかった。
次の大暴落でも減配しない可能性が高い。今は株安で輝いていないNTTも
次の暴落では光り輝くダイヤになることを確信している。
これら国内資産に対して海外新興国株(韓国と台湾が主流)、インド株、中国株、香港株、米国配当貴族、ユーロストックス、シンガポールの不動産ETFを加えて地域の分散をする。
10/7時点 年初来リターンを比較。
日経平均 +18.16%
TOPIX +15.16%
世界分散型 +18%(およそ)
最近は中国株の急伸でこうなった。6末時点では分散のリターンはせいぜい
+13%だったのが、年末に向けて大きく上昇した。
「世界分散型」は、上昇時には弱いが、下落時に特に強い。
10月第一週の時点では日経平均株価に対してアウトパフォームしていた。
来るべき2030年の大暴落では下落時の耐性で真価を発揮することだろう。
投資に関する深い洞察、研究、哲学の成果、
経営学の知識がここに生かされる。
その企業が【何を持っているのか】【何を作って販売しているのか】
企業の価値を正しく認識できる人じゃないと「リスク分散」の意味は理解できない。「リスク低減型ETF」「インカム」ではさらに高度な分散投資が行われている。
「日本外需株」にて、23年の夏から外需企業を一部利益確定し、Jリートを
どんどん組み入れているのは、いずれ来るはずの円高リスクへの回避の意味もあった。現在はJリートの株価は上がりもしないが、その代わり下がりもしない。
分配金は順調に成長しているのでPFのリターンを押し上げる。
レイダリオの格言
「インフレ・デフレ、好景気、不景気。以上の4つの経済の季節に対して、
いつでも対応できるPFを作成することが理想である。経済の変動に合わせて
動くのではなく、初めから各季節に対応できるPFを組んでおくのだ」
究極の分散投資は、アクティブ運用のPFにて実行されるものだ。
適当に指数だけを買い集めて行えるものではない。
そのことを君たちに覚えておいてほしい。老後に生き延びたいのならな。
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