24年度。blackさんの運用計画書(仮) 老後の出口戦略

※印刷推奨


※「優良」「保管」「安定」は23年度版と変更なし。

 以上の三つのPFは、当小説サイト【投資の哲学】に記載されている内容を

 確認すること。24年度版は「覇権」に変更がある。


松井①「世界覇権国ETF」略称「覇権」 ※新NISA口座かつ夫婦の家計口座。

アクティブ運用。トップダウン・アプローチ。


各国のインデックス(株式指数や半導体指数)ETFへ投資してリスクを分散する。

各国リートや国内インフラファンドを組み入れて分配金利回りを高める。

当PFでは個別株式は購入しない。円資産への集中投資リスク(大災害や戦争

など日本の地政学的リスク)を低減するため海外資産の保有比率を高める。


24年度は世界の利下げ、日銀のマイナス金利解除が予想されるため、

中期的な円高(外貨建て資産の値下がり)を想定し、

一部資産をリバランスして為替ヘッジをする。


資産配分(23年度中に作成したものであり、24年から機動的に変更する)

40% 中国CSI300(パンダ)、インドNifty

20% 米国の格指数(オルカン含む)

10% ブラジル、タイ、半導体などの指数(エマージングETF含む)

20% リート、インフラファンド

10% キャッシュ(日本円)


運用方法。

①超長期投資によってキャピタルゲインを狙う(株価の値上がり)

②分配金再投資(主にリートから入る分配金を再投資)

③マクロ経済の環境に応じて主に株式指数ETFをリバランスする


 例:高値のナスダックを売却 → 安値のハンセンブルを買い。

  (24年から25年にかけて米国株安、中国株高となる可能性あり)

   ナスダックの為替ヘッジなしを売却 → 同銘柄の為替ヘッジありを買う。



「覇権」の新NISA戦略。


購入候補

・Jリート

・外国リート

・インフラファンド


新NISAではインカムゲイン(安定賃料による分配金)を狙う。

今の状態でリートを買い集めると資産配分の比率が変わってしまうが、

PFの分配金利回りの上昇のため配分の変化を容認することにする。分配金利回りが低いか、あるいはまったく存在しない指数ETFを新NISAで買うメリットは薄い。キャピタルゲイン狙いの株は、特定口座で半永久保持が最適。



出口戦略(夫婦が65歳をすぎて年金生活に入ったと想定。実際は70歳かも)


★基本原則★

・配当の再投資をやめる。

・グロース株や外国株式指数ETFにてキャピタルゲインを狙うことを中止する。

・投資において資産を増やすことを諦める。


blackさん夫妻の保有する4つのPF

「優良」「保管」「覇権」「安定」のうち、将来の年金不足分を補填するため、


運用方法

①全PFから入る利息収入(インカムゲイン)を出金する。


②それでも生活費が不足する場合は、「覇権」の資産を売却する。

 売却候補はインド、中国、米国など過去未来の覇権国のETF。

 例:毎年SP500指数と中国パンダを20万円ずつ売却する。


③不幸にも「覇権」の資産を使い切った場合、次の候補は「保管」のグロース株。

 その次は「優良」の各銘柄、最後に「安定」となる。


以上の出口戦略は、①の段階で年間配当金が手取りで100万程度とするなら

②に移行するリスクは低い。また③のリスクはblackさんの堅実な性格を

考慮すると、もはや考えられないレベルの暴論であるが、日本には南海トラフ大地震など戦争レベルの大災害のリスクが内在するため、覚悟をしておいて損はない。


③のリスクが発生する場合、blackさん夫妻が資金に困る前に

日本の老人の9割が餓死か自殺状態に追い込まれる「北斗の拳」の世界を

想像してしまうが、国民の税金を使って遊んでる政府を思うと、あながち

ありえない想定ではないのが怖いところだ……(;^ω^)


「安定」は、blackさんの老後を最後の瞬間まで助けてくれるよう、

筆者の銘柄分析能力の極限までを使い選定した銘柄で構成したい。

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