新NISAの買付計画(仮)

筆者の運用口座で以下の口座が新NISAに対応する


松井①「外需」(母名義)

松井②「低減」(自分名義)


「外需」の購入候補


・三菱商事(分割後)

・福岡リート

・オリックス不動産投資信託

・大和証券リビング投資法人

・その他のJリート


母に相談したところ、三菱商事を買うための資金30万円を用意する方向で

検討するとのこと。どうせ数年間使いもしないお金を遊ばせて

おくなら非課税で手に入る配当は非常に魅力的だと言っていた。


もっとも最終的な投資判断をするのは運用担当の筆者である。

仮に30万の余裕資金があるとして、それであえて個別銘柄を買わずに

福岡リートを中心とした確実な賃料収益が見込めるインカム投資に回す手もある。


また、いつものように別の銘柄を利益確定(300株持ってる村田など)して

三菱商事を購入する手もあるが、執筆時点で割高と判断できる銘柄はない。

しかしながら、来年に予想される波乱相場によって考えがまた変わってくるのだろ

から、以上はあくまで現時点での案に過ぎない。



「低減」の購入候補 (運用方針により個別銘柄は買わない)


・分配金が安定しているJリートのETF

・高利回りのインフラファンド(現時点で平均6%の利回り)

・高利回りの米国社債ETF

・高利回りの新興国債券


リートやインフラファンドは半永久的に保持してインカム収入を得るが、

債権ETFは市場の暴落時に、債券売り株買いのリバランスによって

機動的に売り抜けることになるから、長期保有は考慮しない。


新NISAでは仮に100万円を当年度に売却した場合、次年度から

また100万円分の投資枠が復活するらしい。

以上はあくまで現段階での計画案。新NISAの運用方法は各所で

議論が進んでいるだろうが、これといった正解がないので筆者も

運用方法に悩んでいるところだ。



この小説を読んでいる人のために、

デビューさんの新NISA運用方法を参考程度に知って欲しい。


今日の午前中にデビューさんと電話で相談したわけだが、

デビューさんは自分(妻)名義と夫名義で別々の松井証券の口座を持っている。

運用担当者はデビューさんのために旦那さん名義は名前だけ借りており、

実際に資金を入れているのもデビューさんだ。つまり別名義でNISA枠を増やしている。これは日本全国の投資家夫婦が当たり前に行っていることだ。


中には18歳を迎えた大学生の娘さんを持つお父さんがいて、娘分や妻分の

NISA口座を開設して高配当銘柄を買い進めている家庭もある。

その家庭の例だと21年の安値で日本郵船やJTなどを買い集めていたらしい。

当時の彼のNISAは旧式なので保有期間に限りがあるとはいえ、

非課税効果はかなりの額になったことだろう。


その他には80歳を超える高齢の母親のために口座を開設した息子がいて、

彼の運用で三井物産を1600株も保有していた。物産はコロナ後の安値で

買えているために現在の含み益は軽く800万を超えるのではないか。

タンスに眠っている母親の資金をうまく利用した好例といえるだろう。


この息子は大変に賢く。テレワと違って途中で株を売ることがないので

大幅増配した配当だけでも大儲けしている計算になる。

息子「お母さん。配当が大量に入ったけど、どうする? 何かに使う?」

母親「株が上がって良かったねぇ。今のところ生活に必要ないので

配当金は貯めておいていいよ」とのこと。ふたりとも賢者である。



ちなみに夫婦別々に投資計画を立てるのはおすすめしない。

資産運用者は家庭を代表するひとりの専門家に任せるのが最適だと俺は思う。


デビューさんの新NISA計画に戻るが、

それぞれの松井証券にて新NISA用に用意しておいた投資資金を

どう使うかふたりで相談したところ、以下のようにすることになった。


・まず高額な株は避ける。後回しにする。

・安値で買えるHCキャピタル、三菱UFJを、夫婦の口座で100株ずつ買う。

 仮に高値づかみとなったとしても、二つの口座でそれぞれナンピンができるため、

 同一銘柄を別口座で買うことで取得額の合理化を図る。三菱商事も買いたい。


・以上の株は、①安値で高配当 ②連続増配、③三菱財閥 ④倒産リスクがほぼ

 ないため、日本中の投資家が資金を待機させ、猛獣のごとく狙っていることが考え  

 られ、早い者勝ちの争奪戦になることが予想される。よって1月の大発会にて成行  

 注文で直ちに買い付ける。その後の株価推移がどうなろうと知ったことではない。


・JT、大塚HD、花王を筆頭とした安定配当株は12月権利確定。

 まず12月の権利確定日をあえて見逃す。そして権利落ち後、新年度に

 誰も注目をしてなさそうな場合に新NISAで購入する。

 デビューさんの場合は配当利回りが高く40万以下で買えるJTを優先する。

 12月権利銘柄は24年の2月が本決算となる。大塚HDは増配が確実だろう。


この場合は22年度12月分の配当を見逃すことになるが、

来年度から非課税での高配当を得る方が老後まで考えた場合に合理的と判断。

安定株(価格変動リスクが少ない、酒、タバコ、医薬)ではアサヒGの他に

配当利回りは低いが、サントリーHDも購入候補に入る

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