THE 飲み会  ~宅飲み編~

クイズ番組

「「「かんぱーい‼」」」

「いや~、上手くいってよかった、講演会」

「さねちーの演説、良かったねぇ」


「さねちーは明日すぐ帰るんだよね」

「まあ明日から普通に仕事あるし」

「俺も普通に学校だよ」

 秋人と春は度数の高くない缶チューハイ、雪兎はカルーアミルクを呑んでいる。

「この前のRさま見たよ」

「どうも」

「宇治川とカズビームに挟まれてたのは笑った」

「僕、頑張ったよ」

「さねちがバラエティ出てる時は、ああギャラが良かったんだなって思ってる」

「次はナプリーグも出てみたいな。賞品があるから」

「ああ、賞品あると燃えるもんねぇ」


「さねちーも、すっかり芸能人だねぇ」

「けっこうテレビで見るもんな」

「いつかフライデーされないかな。僕が売り込もうかな」

「売り込むネタ持ってそうで怖いよ」

「泥酔したさねちーシリーズ」

「それ売らないでよ」

「さあ」

「まあ何かあっても、うちには優秀な弁護士がいるから」

「誰それ」

「すごくイケメンの」

「そりゃ良かったね」


 今日も夜が更けていく。

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