単独の都市破壊

焼畑 大豆

これはお遊び

今日は特別な一日だ。

今まで人間が積み上げてきたものを僕が無に返すそんな一日。僕だってこの世界に希望を見出してきた。何度も何度も。でも、なくなっていく土地や、想像していた以上の資材の減り方に僕はうんざりしてしまった。だから、僕は、この世界を作り直すためにいくつか兵器を用意した。

「これで全てを終わらせる。終わらせてやるッ!!」

僕が用意した兵器は少しの労力と材料だけで作ることが出来る。

まず、投下型爆弾だ。崩壊しかけのものを10個用意した。

次に、簡易的な戦車を用意した。これで目障りなビルどもをブッ壊してやる!

「そういえば作戦後のこの町の住民どもの後処理が面倒だな。先にこの土地から追放してやるッ!」

それから僕は住民どものの追放を行った。隠れていた者どもを見付けるのにかなり時間がかかってしまったが片付け終わった!

「俺が持てる全ての戦力をもって!更地にしてやるッ!」

そうして作戦を実行した。爆弾は着弾した瞬間、一気に崩壊し、周りの建物を崩壊させた。戦車は端の方から町を壊していきなかには押し潰されるものもあった。

「クソッ!建物が倒れて戦車にぶつかりやがったッ!かなりの痛手だッ!だが、まだ終わりはしないぞッ!」

そうして作戦は気が済むまで続けた。

「終わったか。だがまだ完全に建物が壊れていないな…仕方ない!後は俺がじきじきにブッ壊してやるッ!」

そうして僕は建物を取り壊した。

「終わった…僕の完全勝利だッ!!!!」

すると今までにない眠気が襲った。

「今日は疲れたな。よし!少し昼寝でもしようかな。久々に。」

そうして僕は散らばったレゴを片付け、部屋の座布団を枕にして眠った。

今日は特別な一日、家族から貰ったレゴで初めて遊んだ。そんな一日。

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