ステルスコンビニ弁当が大人気
今日の晩飯はコンビニ弁当。
最近の物価高に対抗して激安の弁当が多くなってきているので助かる。
僕の大好物は唐揚げ弁当だ。チキン南蛮風も捨てがたい。
安くておいしいのだが、栄養は期待できないことは知っている。
最初は違和感を覚えたのは弁当の名称だった。
鶏唐揚げ弁当だったのが唐揚げ弁当となり「鶏」が消えた。
チキン南蛮も「風」が付いた。「風」はハンバーグ弁当風、かつ丼風などほとんど全てに書いてある。
唐揚げをかじると肉は無く衣だけの味付けかたまり。当然チキン南蛮もタレがかかっているだけの肉なし。
ハンバーグは何が入っているのか原材料を読んでみると、一番最初に書かれていたのが「大豆加工品」とあった。つまり大豆ミート、もっといえば「オカラ」に油脂を混ぜたものかもしれない。
カップ麺の謎肉が大豆なのは知っていたが、ここまで進化しているとは。
味はおいしいので不満はない。さすがに米はごまかしようがないだろうが、と思ったらそうじゃないみたいだ。
粒が長いコメが混じっている。たぶん長粒種と言われる通称タイ米とかと言われるものだろう。
アジア全域では普通にだべられているし、高級米もある。でも格安弁当に使われるくらいだから現地で余ったものだと推測できる。
でも不味くはないので企業努力なのだろう。
国産の米は令和時代の倍以上になっているから仕方がない。
農家減少、肥料や設備の高騰、家庭で米を炊く行為が敬遠されて消費量が落ちたことによって、富裕層向けの高級路線に移ったことなどが原因だ。
僕ら庶民は独身が多くなり自炊で米を炊くよりパンか弁当に頼っている。それは子供のいる家庭も同じだという。
共働きで両親とも日が暮れてからの帰宅、子供も同じくらいに習い事から戻る。
食事は栄養を摂るだけならサプリメントで補えるが、やはり満足感が欲しい。
つまり依存性を伴わなければ意味がない。
人間は別に三食食べなくてもいいはずなのに食べている。
しかも楽しみで、誰も栄養を目的としているわけじゃない。
だから究極的に見た目と味で満足でいればいいだけとなった。
ほんとの鶏肉を食べたのはいつだっただろうか。
クリスマスチキンだったと思うが、それも友人たちと一本の肉をシェアしていたな。
一口当たりの金額が500円になるから贅沢な催し。
それでもクリスマスの雰囲気を味わったいい思い出。
ちなみにケーキはさすがにホントのは食べられなくて、コンビニのアイス風のものをそれっぽくして食べた。
令和生まれの人間は短命という調査結果が発表された。
現在の国民の9割以上が貧困層とされている。残りの1割で経済を回している現実だから国全体を観れ貧しい。
食生活もそうだが、ネット依存による運動不足、学歴親ガチャ格差、肉体労働に伴う事故病気、医療にかかれない貧困などが理由のようだ。
富裕層は食事も栄養満点で余暇で運動や観光、海外にも行っているのでストレスが少ないのので長生きできている。そうそう習い事をしている子供のほとんどは富裕層だ。
つまり人口の新陳代謝は貧困層だけで起きている。
ただし貧困層は子供が増えない、もしくはDQN層と言われるヤンチャな系統だけが増えて更に格差が広がった。
僕は30代だが独身だし結婚など周囲の誰も考えていない。
毎日の楽しみは味のある弁当風の食事をしながらチューハイ風の酒を飲むだけ。
上を観ればキリがないし下を観ても同じだと諭されていたが、いつからか下がいなくなっている。
でも最底辺ばかりの国なので不思議じゃない。
国ガチャが悪かっただけなんだから。
とはいっても世界で存続しているのは我が国を含めて数ヵ国のようだけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます