第500話 登場人物、機体紹介

 五百話目記念ということで、これまでに登場した人物と機体を登場した順番で紹介することにしてみました。ネタバレがあるかもしれませんが、ご了承下さい。



〜登場人物〜

「虹橋・エラン」

 大清光帝国の貴族の一つ、虹橋家の嫡男であり、虹橋家の領地にある兵器メーカーのシルバーブレッド・ファクトリーのテストパイロット。

 貴族であることを誇りに思っており、自分の力に高い自信を持っているのだが、その実力は決して高くはない。更には他人の言葉を聞く性格ではないため、自分の意思を周りに押し付けて迷惑をかけることが多々ある。

 父親である虹橋家の現当主はまとも常識人なのだが、唯一の息子ということでエランに強く言わず彼の迷惑行動の後始末をしていた。しかしそれもいよいよ限界を迎えたのか、トライアル後は自分の領地の私設軍に送り込み、一番下の一兵士として一から鍛え直そうとしている。


「9543番」

 ジョット達がいる銀河とは別の銀河に存在する意思を持つ惑星。

 ゲムマの正体である者達の一体。

 ジョット達人類との遊び(ミレス・マキナとゲムマとの戦い)に熱中しており、人類にも好意的である。

 一時は人類との遊び遊びが終わりそうになったのだが、ジョットの活躍のお陰で続けられるようになり、それについて彼にお礼を言いに行ったことをきっかけにジョットに興味を持って行動を共にするようになった。

 それからはジョットと一緒にいるからと言う理由で、仲間達からの意見を人類に伝えるメッセンジャー代わりとなっている。

 ジョット達と行動している姿は異種族交流用の分身で、黒い鎧のような宇宙服を着た若い女性。


「8789番」

 ジョット達がいる銀河とは別の銀河に存在する意思を持つ惑星。

 ゲムマの正体である者達の一体。

 9543番達、意思を持つ惑星の中で特に人類との遊び戦いに熱中しており、今までにも度々熱中し過ぎて仲間達から注意されている。

 ジョットの活躍を知って自分の彼と戦ってみたいと考えるようになり、自分の本体である惑星の素材を利用したゲムマを作り出してジョットに挑戦した。

 異種族交流用の分身の外見は、スクール水着の上に白衣を羽織った眼鏡を装着している幼女。


「188番」

 ジョット達がいる銀河とは別の銀河に存在する意思を持つ惑星。

 ゲムマの正体である者達の一体。

 意思を持つ惑星の中ではかなり永い時を生きていて高い発言権を持っている。

 異種族交流用の分身は若い少年の外見をしているのだが、その外見とは似合わない落ち着いた口調で話す。


「6567番」

 ジョット達がいる銀河とは別の銀河に存在する意思を持つ惑星。

 ゲムマの正体である者達の一体。

 常に自分がやる事は全て正しい、注目されていないと気が済まないと考えている性格の持ち主。

 人類との遊び戦いに早々と飽きてしまい、新しい遊びである「人類狩り」を提案するのだが、ジョットの活躍により仲間達の間に「やり方次第では人類との遊びもまだまだ楽しめる」という意見が流れ、人類狩りをしようとする仲間はいなくなり、この事に対して内心では面白くないと考えている。

 異種族交流用の分身は二十代くらいの若い男性。


「1672番」

 ジョット達がいる銀河とは別の銀河に存在する意思を持つ惑星。

 ゲムマの正体である者達の一体。

 常に静かでただひたすらに自分の興味を持った対象を観察し続けており、意思を持つ惑星達の仲間達からも何を考えているのか分からないと思われている。

 異種族交流用の分身は三十代くらいの男。




〜登場機体〜

「ミレス・コルヴォカッチャトーレ」

 正銀工房が大清光帝国の正規軍のトライアル用に開発した機体。

 真道学園の機械科技術対抗大会でシャルロットが開発したミレス・コルヴォアーラを更に安定性と量産性を向上させたもので、武装や戦闘機への変形機能はミレス・コルヴォアーラとほとんど同じなのだが、機体性能は全ての分野で高い水準を誇る。

 機体名の「コルヴォ」はイタリア語で「烏」、「カッチャトーレ」はイタリア語で「狩人」という意味。


「ミレス・アクセルカイザー」

 シルバーブレッド・ファクトリーが大清光帝国の正規軍のトライアル用に開発した機体。

 シルバーブレッド・ファクトリーは元々スラスターやブースターの開発を得意としている兵器メーカーで、ミレス・アクセルカイザーは一瞬の加速力を重視した機体として設計されていた。だがそこにエランが素人意見を無理矢理組み込んでしまったため、その結果として「アクセルカイザー加速の皇帝」の名に恥じない高い加速力を持つがバランスが極端に悪い機体となってしまい、限界以上に速度を上げると機体が暴走・爆発してしまうようになった。

 マリー曰く「酷くブサイクな機体」。


「8789番特製ゲムマ」

 8789番の本体である惑星で採れた液体金属を素材として作られた特製のゲムマ。

 外見はアレス・ランザに似ているのだが中身を完全に別物で、身体を構築している液体金属を変形させたり広げることで分身したり敵を包囲することが可能。

 更に振動エネルギーを相手に与えることにより、ミレス・マキナの内部にある繊細な装置を破壊して、一撃で行動不能にすることができる。


「9543番特製ゲムマ」

 9543番の本体である惑星で採れた特殊金属を素材として作られた特製のゲムマ。

 剣と一緒となった両腕と背中に翼を持つ流麗な外見を持つゲムマ。

 特殊金属を周囲に撒き散らして光を反射することで分身を作り出すことができて、特殊金属を使ってビームのエネルギーも反射させることによって分身から攻撃することも可能。


「6567番特製ゲムマ」

 6567番の本体である惑星で採れた金属粒子を素材として作られた特製のゲムマ。

 身体を構築している金属粒子を固めた散弾をミレス・マキナに撃ち込んで、そこで作った傷から機体内に金属粒子を送り込み、機体のコントロールを奪うことができる。






〜後書き〜

「アレス・グラディウス」、「ミレス・ヒュドラー」、「ミレス・スパルトイ」、「ミレス・チャリオット」についてはまだ出していない機能などがありますので、また今度とさせていただきます。

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