第4話 対ボスウルフ
【お知らせ】
筆が乗ったのでもう1話更新!
3話の最後に一部スキルの説明をつけました。
又、一部スキルにレベル表記を加えました。
これからも応援よろしくお願いします!
ーーーーーーーーーーーー
周囲を見ると小さい方のウルフがいなくなっている。
さっきまで戦っていたウルフはどこかへ逃げてしまったみたいだ。
一対一になれた。
だけど、こいつに勝てるのかはわからない。
さっきまで戦っていたウルフたちと比べると一回りどころか二回り、三回りほど大きい。
ボクの身長よりも大きいのだ。
こんなサイズの相手にどうやって立ち向かえばいいのだろう。
一撃でも食らえばHPを持っていかれそうだ。
「GGGRRUUOOOOOOOoooooNNN!!!!」
くそっ!
やるしかないのか!
ブォンッ!
噛みつきをしゃがんで避け続けてだしたパンチも転がって避ける。
ボクはそのまま遠心力を使い顔面に蹴りを入れる。
そこからラッシュへと繋げようとするがダメージなどなかったように攻撃を次々出してくる。
いや、なかったようにじゃないっ!?
5%も削れてないんじゃないのか!
さっきのウルフはこれで3割は確実に減らせたのに!!
タフすぎるでしょ・・・!
「GYAU、GYAAIUU、GURAAAAAUUUUUUUUU!!」
「ダメっ。隙が全然ない。これじゃあ連撃をいれれないじゃない」
最強の一撃でもこれしか減らせてないなら数を入れるしかないのに。
ヒット&アウェイで減らすしかないか。
しゃがむ、飛ぶ、殴る、飛ぶ、バックステップ、転がる、蹴る、避ける、避ける、避ける、避ける、避ける、殴る、殴る、避ける、避けーーーーーッッ!!
ドゴォォン!
や、やばいダメージを与えるごとに速くなってる!
なんだよこの理不尽!!
運営はバカじゃないのか!!
こんなの勝てるはずないだろ!!
なんでAGI重視で追い付けないんだよ!!!
「GYAAAAAA!!!!!!」
ダンッ
ドゴドゴドォン!!
岩に背を預け息を整えているとそれを飛び越え攻撃してきた。
「カハッ」
も、もう無理かもしれない。
HPがもうほぼ残ってない。
な、なんだ・・・?
「GRURURYUUU・・・」
なに。
立てって言っているの?
ボクは仲間を何体も倒したのに情けをかけるのか。
いや、だからこそ最後に正々堂々とやりたいっていうのか。
いいよ、その勝負のってやるよ。
もともと倒されるところだったんだ。
いけるとこまでいってやろうじゃん。
「やられるの…がこれが運命だっていうならボクは、ボクは…運命なんて殴り飛ばしてやるっ!!!!!」
突っ込んできたボスウルフの顎に飛び付く。
前足で叩き落とそうとしてくるがそれを避けて鼻の上にまたがり足に力を入れて体を固定する。
そのまま、鼻や目をめがけて殴打殴打殴打殴打ーーーーッ!!!
ボスウルフが頭を振り、大暴れし始めるがボクはそれを気にせず殴り続ける。
ボクが弾き飛ばされるのが先かHPを削りきるのが先か。
「いけ、いけ、いけ、いけっいけっいけよおおおおおおおーーーーーーーー!!!」
ほとんど減っていかないHPにヤキモキする。
残りは1割もある。
「GUOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!」
当たる当たる当たるッ!?
あうっ!
こいつ魔法まで使い始めた。
自分に当たるとダメージが入るみたいだから狙いが甘くてまだボクにあまり当たっていないけど時間の問題だろう。
よしっ【加速】のリキャストが終わったみたい。
「【加速】!!」
オラオラオラオラァッ!!!
「AAOOOOoooNNnnn!!!」
目の前に大きな炎が迫ってくる。
そして…
フッと体が浮く感覚がした。
「ぁ…」
どうやら当たる直前に倒しきれたようだ。
Congratulations!
チュートリアルを完全クリアしました。
クリア時間:1:09:47 New record!
【経験値を獲得しました。】
【チュートリアルを完全クリアしたため称号【狼の主】を獲得しました。】
【付随してスキル【咆哮】を獲得しました。】
【全プレイヤーの中で初めてのクリアなので『 疾風のマント』を手に入れました。】
【狼の主】
ボスウルフを倒し、ウルフ達から主と認められた者へ贈られる称号
【咆哮】NEW
大声を出して相手を怯ませる。又、魔力を込めればダメージを与えることも可能。
特殊条件をクリアすると何かが起こるかもしれない。
『 疾風のマント』NEW
AGI+5 DEX+5
装備条件
AGI30
【お知らせ】
面白いと思った方は評価やレビュー、ブクマをよろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます