第2話 グッドラック
ガイア人の長、女神直属の戦士、六使徒の二人、グッドとラックは女神に呼ばれた。
「女神様、どうなさいましたか?」
「2人に頼みがあります」
「何でしょう?」
「それはガイアの聖剣ラグナロクと共に時空の歪みに入ったゼウス王を探し出してほしいのです」
「わかりました。しかしながら、この広大な宇宙の中から探し出すのは非常に難しいです」
「その通りです。でも、大丈夫です。おそらくゼウス王は永遠の歪みに囚われています」
「それは何故ですか?」
「暗黒物質という謎の多い物質が歪みを生むことが最近分かりました。私はゼウス王が持つ剣に暗黒物質が宿るのを見ました」
「暗黒物質は見えるのですか?」
「見えません。但し、暗黒物質が宿るとき、これも謎ですが、そのものに意思のようなものが芽生えるとされています。ラグナロクも意思が芽生えたように動き出したのです」
「では、その永遠の歪みにはどのように入るのですか?」
「それは暗黒物質を生むほかありません」
「暗黒物質はどう生むのです?」
「私にもわかりません。但し、時空の歪みを通るとき、少量ですが、暗黒物質が体に付着するという考えがあります」
「では、時空の歪みをたくさん通れば、体にたくさんの暗黒物質が付着し、いずれ永遠の歪みに入れるということになりますね」
「そうと決まれば、早速出発します」
グッドとラックは意気揚々と出発した。
「あっ、時空の歪みはそんなにすぐ生まれるものではないので、急がなくていいですよ…聞こえてないですね。とにかく幸運を祈ります」
グッドとラックは時空の歪みを見つけた。
「これが最初の歪みだ」
「兄さん。怖いのか?」
「怖くなんてないさ。そう言うラックこそ怖いんじゃないのか?」
「そんなわけない!だって、俺たちは女神の息子だ!それに俺たちの名前は幸運という意味だ!」
「そうだ。じゃあ、入るか」
「おお!」
グッドとラックは時空の歪みに入った。
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